Monday, October 11, 2010

アートセミナー「Edgar Degas」(その2)

引き続き、Degas話。

彼が日本の浮世絵、特に広重に影響をうけたことは有名。夏に受けた印象派セミナーの時にも、浮世絵を色々みながら、解説があったことを思い出します。

一般的にいわれる「浮世絵の特徴」とは、
- close-up view
- cut-off composition
- subject is off center
- asymmetrical composition

確かに西洋美術に、これら特徴をみることができず。必ず主テーマはどーんと真ん中にいるし、安定した構図で大抵が正対称。広重の作品のように、大きな木が作品を邪魔しているかのようなものは、おそらく当時の西洋人には理解できない感覚だったのかもしれません。だからこそ、そこに影響をうけたDegasは変人扱いされた?といっても過言ではないのかも。

ちなみにDegasは、"prostitutes(売春宿)"をテーマにした作品群も「裸婦シリーズ」として描き続けてしますが、これもまた日本からの影響。

これまでのnudoは、神話やビーナス、マリアをテーマにしたものが多かったし、と
ても美しいものだったけど、彼の描くnudoは、これまたrealな姿であり、でっぷりちゃんだったりします。女性としては、思わず「うぎゃ」って気持ちになるくらいなものも...(苦笑)。

ということで、予習完了。
年末までに開催されている「ドガ展@横浜美術館」に行くぞよ!!わくわくや。

No comments: