Saturday, July 28, 2018

art de vivre: 「ミケランジェロと理想の身体」

ルネサンスの巨匠、ミケランジェロ。スペイン内戦で破壊されたものの修復が昨今成功した作品と併せて、2点の彫刻が今回来日中でございます。正直、これはたまらなくすごいことなのだけど、展覧会的としては地味...ではあるかもしれない。どちらかというと、国内で彼の作品はヴァチカンにある"最後の晩餐"や"システィーナの天井画"といった色彩豊かなものの方が有名だもんね。
とはいいつつ、本人も晩年言い残したように生涯彫刻家であり続けた彼は本当に天才。表現方法をどんどん変化していたという意味では、後世におけるピカソ(彼は画家だけど)と一緒だね。
22歳作品"ピエタ(ヴァチカン)"は大理石ということを忘れてしまう技能と生々しすぎる美しさで正直怖いくらい。その一方で息絶える6日前まで手を入れていたといわれている"ロンダニーニのピエタ(ミラノ)"はあらゆる方向に堀跡が見えるし、観客として向き合っていてもどこか人間臭くホッとする気がしました。そこには彼の苦悩があったのでしょうか?それとも掘りながら、神に近く何かが見えたのでしょうか。
今回の展覧会。アポロとヨハネの展示があります。どちらも初対面の作品でしたが、個人的にはアポロの前では動けなくなりました。説明できないんだけど、目が離せないって感じ。これ...引っ越し公開ではなく、現地で観たかった(苦笑。
さて、お伝えしたように正直そこまで混んでません(来訪者の滞在時間が短いのかもしれない)。だからゆっくり観ることができますよ。開催は9月24日までです、オススメなので是非。
(*写真二つは、現地に訪れた時のもので今回は来日してません。悪しからず....)
http://michelangelo2018.jp/index.html

Saturday, July 21, 2018

art de vivre: 「ルーヴル美術館展 肖像芸術——人は人をどう表現してきたか」

日本人は"ルーブル美術館"が好きだ。毎年なんだかんだと必ず都内のどこかで"ルーブル展"が開催されているってことで、個人的に勝手にそう思っていたりする。実際、展覧会は平日夜だというのに大混雑だし...。ぶぶぶ
が、しかし。今回のルーブル展はいつもの印象派ばかりの展示と切り口が異なっていて、個人的には興味深かったというのが観に行った最初の印象。肖像芸術、かなりマニアックなテーマでほぼほぼ彫刻やらマスクがメイン、絵画はあまり来日しておりません。実際にルーブルに行ってもほとんど観光客は絵画の方にばかり足を向けているので、ガラガラな古代エジプトやギリシャ、彫刻部門に力を入れて持ってきたんだな、と逆に関心してしまいました。w

そういう意味においては、テーマに則ってあの広いルーブルをグルーっと見ることなくサクッと見ることができる縮小版といった形だったので週末夜にちょうどいい感じの展示でございました。
ご興味あれば是非。9/3までです。
http://www.ntv.co.jp/louvre2018/




Wednesday, July 18, 2018

art de vivre; AVEC ELLE-彼女と。

体験型展覧会と聞いて、早々に足を運んでみた。勝手に3月にN.Yで体験した「Sleep no more(https://youtu.be/k12NZLh_Xvg)」的なものを期待していたけれど、やっぱりそこまで突き抜けてはいなかった(そりゃそうか。笑)というのが正直な感想。とはいえ、日本国内で体験かつ実は本シーズンの新作発表を兼ねているという仕掛けを行ったのはとても興味深かったです。やっぱりluxuryブランドの余裕だよねぇ(羨ましい...ムムム)。
さて、この展覧会期は30日まで、しかも今日から第3期 (7/25-7/30) の予約が開始となっていることもあって、あまりネタバレ的なことを書くのは避けておきますが、ファッション好きだったり映像制作とかに興味ある方は是非足をお運びくださいませ。舞台裏を覗き見できるし、ワクワクしますよ。
〈国立新美術館 企画展示室2E〉
7月11日~30日。10時~18時、金曜・土曜~21時。火曜休。無料。予約制(予約は特設サイトにて受付中)。
主催:エルメス、国立新美術館
https://hermesavecelle.maisonhermes.jp/