Saturday, July 31, 2021

キース・ヘリング展

なんと美しい展覧会なんだろう。


誰もが一度は目にしたことがあるだろうキース・ヘリングのコレクション160点で構成された展覧会。コロナ禍で人々が疎遠になりがちな昨今、「アートを通じてコミュニケーションしたい」と語っていたヘリングを取り上げて、分断する人々の溝を埋めたいと企画されたそうです。

アートによって鑑賞者と対話することを楽しんでいた彼、新しい創造にワクワクしていた彼、そして誰よりも人と人が平等であることに注力していた彼。
緑いっぱいの芸森で新鮮な空気いっぱい取り入れてエネルギー与えてもらいました。ああ、来てよかった。

Wednesday, July 14, 2021

「アナザーエナジー」展

昨夜は森美術館で開催されているフリーナイト企画へお邪魔してきました。

世界14カ国で挑戦を続ける70代以上(最年長は105歳!!)の女性アーティスト16名の作品を集めた展覧会。いや〜、久しぶりに作品群たちにエネルギーを吸い取られて、なんとも言えない疲労感に陥りました。おばあちゃんアーティスト達、パワフル過ぎる!!

達観した人にしか見えない1ステージ上の世界とでもいうのかな。戦争、紛争、フェミニズムに民族迫害、病、加齢とか色んなものを乗り越えてきて、それでも創り続けたい、動き続けたいという気持ちがこんなにも人の心に刺さるのか、と感動もしたけど...いや、やっぱり疲れたが先。へっとへとじゃ(笑。

おばあちゃんアーティストの想いは強い。そんな彼女達の作品達のエネルギーに触れて、何かうまく言えないけれど大切なことを学んだ気がします。疲労感を抜けたらきっと力が出てくるはず。

このなんとも言えない疲労感を皆さまも是非。




 

Tuesday, July 13, 2021

「鶴の恩返し vs 美女と野獣」

絵画作品の比較はこの場でもよくぶつぶつ言っている私ですが、幼少時代に読む「おとぎ話」のエンディングというか構成が日本と欧州ではこんなにも違うんだな、と。

動物や精霊との恋愛ストーリー(昔話)は、欧州で言うならディズニーで有名な「美女と野獣」、バレエでは「白鳥の湖」とかでしょうか。大体の話が何らかの魔法やら呪いによって異種に変身させられていた王子が「真実の愛」によって人間に戻ってハッピーエンドっていう話かと思います。これはキリスト教の教えの中にある「動物支配」という考えに基づいていることに起因しているそうです。そしてこれら多くは男性が女性が異種であることに気づいても追いかけるのも特徴。興味深いです。

一方で日本の場合、ほぼ異類との結婚は破たんして終わるというのが特徴とのこと。例えば「鶴の恩返し」だと男性が見てはならないという禁忌を破ることにより、嫁がもとの姿に戻り男性のもとを去って行くというお話。悲恋ものですね。こちらはどちらかというと「別れの抒情性」に注力している(だから男性は「なんてことをしたんだー!!」と落胆するだけで追いかけない)という日本的思想があるのではないかと言われているそう。なんとなく納得しちゃいませんか?笑
自分が今生きている時代は、すごいスピードでどんどん変化しているなんて思い込んでいるけれど、実は何百年を経ても変わっていないもの、考えがあるんですね。それは教育の影響であるのか、生き方の違いなのか。面白かったので、もうちょっとここ掘ってみようと思います。

Monday, July 12, 2021

「サーリネンとフィンランドの美しい建築」展

アルヴァ・アアルトの仕事を紹介する「アイノとアルヴァ 二人のアアルト」展に訪れて北欧デザインに改めて感銘を受けた私。何やらフィンランドのモダンデザインの原点を築いたというエリエル・サーリネンの展覧会が開かれるということで、早速訪問してきました!

サーリネンは共同設計者だった友人と共作で1900年パリ万国博覧会フィンランド館の建築を行うという素晴らしいデビューをした後、他国での仕事も行なった一方で、自国の静かな自然を愛し、郊外を拠点に仕事を行なうのが基本姿勢だったそうです。
彼の作り出す北欧デザインに自然との調和を感じ、なんだかホッとする何かを感じるのは、同じく自然とともに生きてきている日本人だからなのかもしれないなんて思いました。優美であるけど、なんかほっこりするんだよね😊

小さめの美術館なので正直物足りなかったけど、楽しめました。まだ会期は始まったばかり。北欧デザイン好き、もしくは建築好きな皆さま、おすすめですよ!
おまけ>>日本初の横浜〜新橋を通った駅舎が汐留にあるなんて!何十回と通っていたのに初めて知りました。言われてみたら確かに、、、こりゃ駅だ💦