Wednesday, December 31, 2008

2008年、移動総数10万マイル突破

2008年が暮れていきます。

今年は本当にたくさん旅(出張含む)をしました。特に後半は、かなり加速。毎月どこかへと旅へ向かう日々を送りました。もともと「今年は旅をしよう」って思っていたので、そういう意味では目標達成。懐かしい場所・初めて訪れる場所、どちらも私に新しいエネルギーと刺激を与えてくれたと実感しています。


父が体調を崩したこともあって、今年はこれまでの6年間以上に札幌に帰省しました。週末戻って、一泊してとんぼ返りという週末も幾度となく過ごしました。でも、私にとっては、何よりも大切な両親のこと、自分の体がどうであれ、まずは優先して顔をみたいっていう気持ちだけで足がこちらに向きました。確かに正直、体はきつかったけど、それによる後悔はありません。やっぱり、自分が思ったとおりに行動するって大切さ、学べたと思います(そのことに賛同してくれる人に出会えたのも財産だけどね)。

 
年の後半は、信愛なる取引先のアニキが戻ってきたこともあって、少しだけわがままいって自分の時間をいただきました。半年不在だった間、実はすごく頑張ってきたので安心が先にたったのでしょうね。彼がいるから大丈夫、って思ってしまってわがままを通させていただきました。で、この経済不安の中、あっちいってこっちいってという旅三昧。でもそういう時間をもらったことによって、すごく根本的なこと(人間の骨子みたいなこと)、そして自分自身を取り戻すきっかけを旅先で与えてもらいました。

多くの信愛なる方たちに、私の道しるべを作ってもらった一年。あきれられるくらい受け身な私だからこそ、得ることができ、「刺激」が与えてもらったって思えた一年だったような気がします。自分の思いや発想だけで生きていたら、決して得ることができなかった旅の形(楽しみ)を、友人たちのお陰で得ることができました。本当に、みんなありがとう。

そして・・・こうして幸せな気持ちで一年を終えることができる自分は本当に幸せです。
心底大変な一年だったけど、それ以上に格別なる喜びを得ることができた一年。つらかった時間があるからこそ、出会った人たちから学んだ謙虚な気持ちに触れることができて、さらに彼らからその喜びを知ることができた私は、とて成長できたと思うし、心底09年の自分がどうなるのかが楽しみです。

皆さま、本当にこの一年お世話になりました。
ふつつか者の私ですが、来年もぜひよろしくお願いいたします。

with all my love,
Miyu

Tuesday, December 30, 2008

08年レビュ一挙公開・5 「旅する力/深夜特急ノート」・・・その前に

96年に会社に入社した翌年からスタートしたこのドキュメンタリー&ドラマの複合シリーズ「深夜特急」。当時とてもお世話になっていた某大手広告代理店D社の営業担当が「きっとMiyukiちゃん、気に入るよ」と、私に紹介してくれて、まんまとハマり、その後沢木さんの原作まで彼から借りて読んだあげくに、自分でも手元に置いて読み返したくなって結局購入してしまった思い出があります。さらに、その後の旅のバイブルというか・・・私をあらゆる意味で世界に近い存在にしてくれた作品だったしね。

作品とのご縁は続くのかその2年後、このドラマの主演となった「大沢たかお」さんとお仕事をご一緒できる機会をいただいて、さらに彼の人柄を通して「たかお=旅」という公式すら私の中にできました。もともと彼のファンだった私にとっては、それがなんだかすごく嬉しくて、だからこれはすごく思いで深い作品ですね。

今月初旬に、時間つぶしに立ち寄った本屋さんで、「深夜特急ノート」というサブタイトルがついた沢木さんの最新エッセイを目にして、早々に購入したのだけど、なんとなくせわしない師走に読むのは気が進まず放置していたので今回の帰省に持参してきました(うまく言えないけど、隙間の時間ではなくて休暇中に読むのが正しいような本な気がしたので)。で、実家に戻ると、この写真集2冊とその昔撮っていた「深夜特急」のVTRがあるのだもの。まずは本に向き合う前の予習とか理由つけちゃって、昨夜ついつい見ちゃいました。当然10年以上前のものだから古いは古いけど、なんかやっぱり、いいなぁ(DVD買っちゃおうかなぁ・・・w)。あれから10年の間に、私も彼が歩いた街(国)を、かなりディープに歩いていたことに気づき、変わらないもの・変わったものを確認しながら、それでもやっぱり刺激をうけることができる。ああ、こんな作品には、なかなか出会えないよなぁ・・・・。

話かわって・・・この年末年始、私の実姉が香港・マカオに行っています。

数年前まで、諸事情により香港に通い続けいた私(2年で19回・・・)、それこそ小説にでてくる重慶マンションには何度なく通ったし(奥にあるインド料理のお店が絶品!)、大中賭博をしている人たちを多数見かけたし、マカオ(今は完全に観光地になっているらしいけど)の閑散とし時代に取り残され感も経験しました。でも何より一番印象的だったのは、あの雑多な中にある人のエネルギーというもの、それは言葉をかえると大陸の力なのでしょうか?どれだけのパワーをあの街から得たことでしょう・・・。

当時の渡航理由は別にあったけど、最終的には「人間のパワーを感じ、エネルギーと元気もらいに香港へ行っている」って気持ちになったことを、この写真集とVTRをみながら再び思い出しました。さぁ、姉は一体彼の地で何を感じて帰国するのかな。。。それがポジティブなものだったらいいのだけど。

そんなわけで来年は、本当に久しぶりに、香港へ足を向けてみようか。
今の私なら、過去をみるだけではなくて(それも大事だけどね)、前向きなエネルギーをまたあそこからもらえるかもしれないなぁ、ってなんの気なしに思いました。

てことで、予習は万全。これから、ゆっくり最終便を読み始めましょう。

08年レビュ一挙公開・4 7年という時間-カルチョダンゴロ-

たぶん7年ぶりです。札幌で仕事をしていた時代にお世話になっていた方・所縁の店「カルチョダンゴロ」に、突如できた自分だけの時間があって久しぶりに足を運びました。

この期間、何度となく帰省していたというのに、一度もお邪魔していなかったので正直なくなっているかも・・・なんてドキドキしていったので、そこに変わらずに存在してくれていたことにすごく感動。なにげにセンチメンタルな気分になりました。ここで会社辞めた友人と会ったよなぁとか、当時大好きだった人と待ち合わせして待ちぼうけくらったよなぁとか、いっきにぶわーーーーっと蘇りました。7年っていったら、小学生も中学生になるくらいの年月だというのに、人間の記憶力って怖い。店長のO川さんをみてこれまたいっきに時間をトリップしてしまったりして・・・。

残念ながら、ここの自家製スモークサーモンがとても好きだったことは記憶していたのに、ランチ時間にいったので試すことができなかった。店の雰囲気は昔と変わっていないことは確認できたから、本当だったら味も試したかったな。

次はいつくることができるだろう。。。



◆カルチョダンゴロ
http://www.dangolo.com/index.php

08年レビュ一挙公開・3 「オバマ演説集」



生声CD付き「オバマ演説集」
CNN English Express編
朝日出版社

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先日、完全に書店の戦略にひっかかって購入しました(笑)。それもすごくベタな手法だったんですよねぇ。キャッシャーの横に平積みしてあったんですよ。ふと目に入って手に取り、かつ値段をみても手軽だし、演説の評価が高いオバマさんの言葉を生でしっかり聞いてことないしなぁ・・・(ニュースはほぼ吹き替えか、かなりのショートカットだし)なんて思ったら、ついつい「これも一緒にお願いします!」と言ってしまってた。うおおお、観世なる戦略負けです(笑)。

なんて、ぶつぶつ思いつつも。これはかなり購入してGOODだった一冊。4つ演説が収録されているものの完全版はひとつしかないのは残念だったけど(権利関係の問題?)、ヒアリング能力怪しい私であっても彼のスピーチには引き込まれたし、期待をもたせるものということは理解できました。USAという形態をもつアメリカだからこと、こういうわかりやすい言葉(誰にとっても)を発して、リーダーとなる人の存在は必要なのかもしれないね。
来年1月20日。彼の大統領として初のスピーチ、期待せずにはいられません。

08年レビュ一挙公開・2 「CEO 最高経営責任者」

CEO  最高経営責任者 」
トーマス・J・ネフ(著)、ジェームス・M・シトリン(著)
株式会社)アスペクト
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Wikipediaによると、

「CEOとは最高経営責任者(さいこうけいえいせきにんしゃ、Chief Executive Officer)。企業において、取締役会(Board of Directors)が任命する役員、執行役員または執行役(Officer, Executive Officer)のトップに立つ人物のことである。英語表記の略称CEO(シー・イー・オー)と表記する場合が多い。」

と説明がされていました。別に自分がそうありたいとか野望があるわけでもなく(ご存じ、私のコノ性格!!)、これまた今年のHitの出会いのひとつであった王子から借りたことがきっかけで読んだ一冊(きょーれつにすすめられてので)。どうやら、そもそも彼がとても影響を受けたという本だったらしく、弊社でプレゼンした内容が「ここにあり!」と実感できただけでも価値あったかなぁ・・・(それだけ彼のプレゼンは素晴らしかったので)。プラス、CEOを(まったく)目指しているわけでもない私にとっても、とても役立ち刺激ある内容で、今年読んだ中でも結構お勧めできると思えたからとても財産。

内容の概略というと・・・。
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CEO(最高経営責任者)に就任したら、「最初の100日」が極めて重要。この間、迎えうる立場にあるメンバーは、新CEOの一挙手一投足に注目している。新CEOが最初に届けるメッセージによって、待ちうる社員たちは協力的にもなり非協力的にもなりうる。敵となるか味方となるか。そんな危険性をはらんでいるのが「最初の100日」であり、いかにそれを理解しているかが、それからの成功のカギとなりうる。という事例を(リーダーたちの)具体例を交えて語り、明らかにしてくれる、といったもの。
読み進めていくうちに、それはCEOに限ることなく、新しく管理職になったビジネスマンにも応用できるものだと実感。キャリアの中で何度も経験する「最初の100日」に適切に対処することが成功につながるのだと教えてくれる。
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今年はいろいろなご縁も重なって、ニュース番組でてくるような著名なCEOたちとお会いさせていただく機会も多く、その人柄に触れることができて、個人的にもとても刺激になりました。そうして驚きだったのが、彼らすべてがとても「人間的」だったこと。尊敬できる経営者というのは、実はその才能や手腕以上に、周囲の人たちが「人柄」に惹かれているのかもしれませんね。

さてこの本の中で私に刻んだ一言を、再びご紹介。
新しい環境についたときに、どう自己紹介をするかの5つの質問です。いろいろな場で応用できるかもです。

1)自分はどんな人間か
2)どこからきたのか
3)どうしてここにいるのか
4)何を目指すのか
5)どうやってそれを実現するのか

精進します!

08年レビュ一挙公開 「時間のプレゼント」

昨夜、帰省しました。

今年は家の事情もあって、何度となくこの地(札幌)へ戻ってきましたが、年末帰省という場を実感すると、いよいよ(正しくない日本語かしら?)一年がたったんだなぁと、いまさらながらにおセンチな気分になりました。そして、その往復の間をつかって、今年も様々な本と出会うことができたことに幸せを感じたりしています。

今年はこのブログに残したレビューを振り替えってみてもわかるように「今後自分がどう生きるか」ということと「対外コミュニケーションを理解し、自分をどうブランド化するか」が大テーマだったので、そういう本の選択が我ながら多かったですね。いつも週末は本屋でぶらぶらしつつ、その週に読む本を調達してくるのですが、今年のジャケ買いのほぼ8割はその関連本。いやはや、かなり軽く読める本含めて、本当に丸善さんには投資しました(笑。

で、ここにあげた本もその関連のひとつ。確か前々回の帰省の時に、羽田で手にした一冊で機内で読み終えてしまったので、実家に放置されていました。なので、未レビューだったので年末一挙公開のひとつへ・・・。

といいつつ、実は内容は「可でも不可でもなく」。期待はそこまで大きくなかったので「まぁ、そうよね」っていうことや「そうやってこの想いを表現したらいいんだぁ」って表現手法的なこととか、双方発見はありました。でも、ある本に出会って、すべてを否定するつもりはないし、著者の考え方を疑似体験できるっていうのは私にとってすごく刺激にもなるしプラスになるからオーライです。

てことでこの本から得た素敵な言葉をあげるならば。

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「時間のプレゼント」
わたしたち人間は、「時間を投資した相手」とより親密になり、その結果、相手から大きなリターンをもらっている。リターンが大きくなる相手は、明らかに、「あなたが付き合いたい相手」なのです
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自分ではどうやら無意識のうちに実践していると某氏に指摘されたけど(苦笑)、相手にどれだけ「私」という存在を思い出してもらえるか。相手の意識の中に自分を潜り込ませることができるか。相手の心の中に「あの人はこういうのが好き・嫌い」を知ってもらう情報を送り込むか。結構これって、仕事だけではなくってプライベートな関係でも重要なことだと思います。私の場合は、仕事で結構この手を使っていて(爆)、その重要性を理解しているので、年々どうしても過多になっている自分を自覚するに至っているのだけど。。。ベタだけどすごくこれ大切です。

といいながら、自分がいかにこれをプライベートできていないのか反省中。
ううむ・・・、それこそ来年の課題!?

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「なぜ、仕事ができる人は「効率」を無視するのか?―逆転発想の時間術 」
夏川賀央 著
発行)株式会社アスペクト

Sunday, December 28, 2008

指先を切ったとしても・・・

ただいま年末大掃除中です。

日頃掃除しているものの、窓ガラスを拭いたり網戸を洗ったりすることはさすがにないので、どんどんと部屋がすっきりしていくことを実感します。年末に掃除するっていうのは一年の垢を落として、こうして迎えうる年を準備するためのものなのでしょうね。

さてお部屋の中だけではなくて、会社PCファイルや写真の整理も昨日から黙々と進行しています。様々な資料やデータをなにげにバラバラと保存したりメール添付したままだったりしているので(これは普段から整理してない私が悪い・・・)、自宅のMacと各メールアカウントから、延々とDLしているところ。写真はこれまた方方から集めて、WEBアルバムにUP中。そうして、かつては掃除中に捨てる為の雑誌を読み込んで時間が流れてしまったように、UPしている写真を見ながら一年を思い返して時間が経過しています・・・(いやん、だから進まない・・・爆爆爆)。

そんな中で写真を眺めて気がつくと、私の08年は7月頃から活発化してきているようです(笑)。

今年の前半のことは自分でも自覚するほど、近代稀に見ぬほど本当に精神的にキツイ時間を過ごしたので、ほとんど写真やら特筆する出来事がありません。たま~に見つける写真やそれに伴う記憶ですら、あまりリアルな体験として記憶ができてない(その日、自分が何を感じて何を話ししていたのかってことすら)ので、やっぱりどこか自分じゃなかったんでしょう、そもそも写真の中の自分の顔、目が笑ってない・・・。当時を思い返しても、多くの友人達に心配かけるばかりの毎日だったし、正直主治医の先生からは精神安定剤を処方していただいたし(→今だから言える話だわ。。。苦笑)。

で、こうやって写真を見ながら一年を振り返ると、自分を取り戻したであろうきっかけが結構明確になります。今年後半、私が私を取り戻すことができたありがたい出会いがあったことを今更ながらに実感できました。

残念ながら全く色っぽい話でも艶っぽい話でもないのだけど(爆爆爆)、人としてとても波長があう人とご一緒する機会をもつことが再び「私」を取り戻すいいきっかけとなったのでしょう。なによりも「日々、感謝することの大切さ」をシェアできる相手が傍にいてくれたことが、私自身の立ち直りに大きな影響を与えてくれたような気がします。その人とのやりとりには「感謝の言葉」がいっぱいあって、荒んだり篭っていた自分の心には、すごい大きなものを与えてくれたし、私が信じるものをまるごと「それでいいんですよ」って無条件に思い出させてくれました。本当、こうして振り返りつつ彼には感謝しなければいけないなぁと・・・(本人には調子に乗られそうな気がするので、伝えるつもりはないけど・・・苦笑)。

先日読んだ雑誌の中に、すごく心に残る言葉を見つけました(で、やっぱりメモ魔な私)。

「片腕を切り落とすくらいの重症ではなくて、指の先を切っただけでも、動作がスムーズにできなくなる。小さな悩みだって、その人にとっては大事なこと。それを掬い(=救い)とって、そういうことあるよね、って言う自分でありたい」。

相手の基準ではなくて自分の基準でみて、「もっと大変な人や不幸な人いるから頑張りなよ」って言ってしまうこと、確実にあると思うのです。でも悩んでいる当人にとっては、頑張っているのだもの・・・、頑張れって言葉、実は重いのですよね。よかれと思って自分にアドバイスを与えたくれている相手の基準がどうであれ、悩んでいる相手にとっては比較論じゃなくて、「辛い」ってHelp信号を送ってくれた自分をどれだけ「まるごと受け入れてくれるか」が重要なことだとも思うなぁと。解決策の提示ではなく、同調というかそのままでいいっていってもらえる方が安心できるってことを今年は実体験として学ばせてもらいました。

私にとって08年の前半、本当に辛かったしダメダメな自分だったとは自覚。色んな要因も重なって、ほぼ人間不信に陥った時期もあったし(味方が敵かしか人間関係の基準がなくなっていた)、本当に「私」じゃなかった。でも、だからこそ知り学んだことも多かったし、さらに強固に「私」を取り戻すきっかけになったと思うからオーライかなぁと。自分が今後、進むべき道もなんとなくだけど見えてきた気がする...

Saturday, December 27, 2008

ペルシャ料理 Apadana

中近東解禁いたしました(笑)。

一応、気持ちの整理を自分なりにつけようと料理含めて色々中近東を避けてきた08年。禊ぎ生活も無事終了したし、久しぶりに香辛料がきいて癖ある料理を食べたいなぁと思ったところに後輩ちゃんが「忘年会しませんか」と選択してくれたペルシャ料理。普通は選ばないだろ?って思うけど、彼女のお父様がイラン駐在ってこともあって合点。ペルシャは食べたことないしと、ふらふら浅草橋までやってきました(w。

お豆や野菜が主体の料理に、メインは羊さんのケバブ。やっぱり美味しいね!
若干日本人用にしていることもあって、一緒にいった後輩ちゃんも食べることができてよかった(香辛料が苦手らしい)。

ペルシャダンスとベリーダンスのショーもあって、ベリーダンスを習っているこれまたもう一人の後輩ちゃんが踊りまくっていて愉快でした。シーシャ(ペルシャ語ではゲリヨンというらしい)もあって、まさに中東世界復活。

来年はイスラム圏でも、旅してみようかな。トルコやモロッコ、いってみたいし。。。

http://r.gnavi.co.jp/p728700/menu5.htm

Wednesday, December 24, 2008

ノッティングヒルの恋人

この映画、実は私、すっごい観ています。今回久しぶりに観てみたのですが、結構この映画の台詞をまるごと覚えているくらいでした。まー、何を隠そう私のなんちゃって英語、この映画を観ながら覚えたんですよねー(耳慣れ用として大活躍だったのです)。ちゅうわけで、普段私が使うセンテンスがなにげにでていて、自分の直球加減に笑いました。。。w

さて。。。私、隠れヒュー様ファンってこともあって、この一本を観た後についついもう一作。今宵はクリスマスイブってことで、「ラブ・アクチュアリー」なぞみてしまいました。いやん、やっぱり何度観てもいいですよねぇ。。。今回、何を感じてしまったのか、最初の空港シーンで涙してしまったマヌケな私。でも、あたたかで本当によいなぁ、と。

この作品の監督は、9.11の後に「撮らねばならない」とこの映画をつくったのだそうです。
だからなのか「感じる」私達にはわからないけれど、本当に人と人の関係を温かな視点で描いているので、観るだけで幸せな気持ちになるのは確か。人とのつながりや関係をもっともっと信じたくなります。

てことで、温かな気持ちのまま。。。
メリークリスマス!

Tuesday, December 23, 2008

ありのままの自分


久しぶりの休日。外出の予定もなく、ひたすらお部屋にいれる一日(実に何日ぶりだろう・・・??)。来週明けには実家に帰省する予定なので、とりあえず年末の大掃除with春のドラマ・今年の流行語大賞にも輝いた「Around40」です。

あらためて見ると、色々考えることあります。別に自分がAround40の仲間入りしたからというわけでもないけど、なんとなくひとつひとつの台詞が胸に刺さります(うぎゃ!)。なにより一番心に残るのは、「ありのままの自分」という言葉。年を重ねれば重ねるほど、自分って変えることができないし(変える気がない自分にも気付くし)、そのままの自分でいたいと望む気持ちがとても理解できる。ありのままの自分でいれる場所、本当に求めている私、この数日考えていたことがそのまま台詞にあったりして、ついついのめりこみました(笑。

ありのままの自分でいれたら。。。
仕事だけじゃなくてプライベートな時間こそ、自分らしくいれるそんな場所がちょっと欲しいです(笑。

Sunday, December 21, 2008

費用対効果が23%アップする-刺さる広告

途中で挫折して休憩を挟んだのだけど、1ヶ月かかってようやく読み終えました。何が読みにくかったかといえば、なんとなくリサーチ至上主義っぽい印象が否めなかったから。書評とかみると、「広告主側が読むといい」と書いてあるのだけど、なにげに著者の立場は「広告代理店(というか、リサーチ会社)」視点なので、そこに不具合を覚えたのかも。。。

However・・・学べたというか、こういう観点もあるんだって思えたこともいくつかあって、(残念ながら)今のこの会社の環境ではそれを実践しレビューすることはできない(予算規模)のだけど、一度試してみたいなぁっていう衝動には駆られてしまいました。当然、私が知っている数年前とはメディア環境は大きく変化しているから、いつまでも知っている顔できない日がくるし、そういう意味でupdateしなきゃなぁ~なんて。マスメディアをどうやって自分の思うままにコントロールするか、私の中ではまだまだ課題だし。

プラス。自分自身を振り返ると、やっぱり現場主義なところがあって(たぶん最初の上司の影響)、昨日・今日のイベントでも、何が起きても臨機応変に対応できる、且つ意外に楽しめる自分もいるってことに思わず苦笑いしちゃいます。事実、今日は想定外のことだらけ。でも、なんとかしちゃうって育ちの影響かしら!?w。

ここのところ考えていること・・・自分の今後について、少しずつ気合入ってきました。
もう少し、頑張れそうな気がします。前進しなきゃです。明日、updateしよう。

Saturday, December 20, 2008

過去・現在・未来

韓国ソウルでサムソン財閥が運営をしている「Leeumミュージアム(http://leeum.samsungfoundation.org/html/main.asp)」をご存知ですか?

完全予約制(10日前まで・電話やHPからでも可)で、マリオ・ボッタ、ジャン・ヌーベル、レム・コールハースの建築界のスーパースター達がそれぞれ「過去・現在・未来」というテーマをもって建築にあたり、作り上げたこれまたスーパーな美術館なのです。私は06年2月に、半年待ち続けて予約をとって訪れました(今はどうかわからないけど、当時は1日100名限定だったなぁ)。

この3人の建築家の作品を一度にみることができるのは世界見渡してもココだけってこともあるし、且つ、美術館のコンセプトや内容も素晴らしかったので、とても印象深い美術館だったなぁ~、ほぼ一日いたし(笑)。あらゆる意味で刺激うけた場所のひとつです。で、今気付いてみるとこうして思い返すともう3年近くたっているのですね(苦笑)。

さて、何故に今日この美術館を思い返したかといえば・・・。この美術館のコンセプトが3つの時間軸「過去・現在・未来」だったからなのです。実はここのところの(人生の)私のテーマが、まさにこれ。なんだか渡辺真知子さんの歌が聞こえてきそうですが(w)、本当にここ数日考え込んでいます。私にとっての「過去」、それをうけて生きている今日という日の「現在」、そしてこれから選択していかなければいけない「未来」。この3本軸をどうやってつなげていくべきなのか、自分にとって「将来」どの道を選択するのがいいのか、正直決断できずにいます。というか、グルグル頭がまわっているし、そのくせ全くクリアになっていない自分の道・・・あああ、一体いくつになったら自分の骨子がみえてくるのでしょうか・・・情けないねぇ、私いくつだ!?

本日のイベントでもご一緒していた今年一番の貴重な出会いともいえるお仕事パートナーは、本当にブレることなく自分の道を邁進している。どうしてそんなに迷わないのでしょうか。羨ましいというか、眩しかったなぁ・・・。あああ、落ち込みます。

決断できる強い自分をもつ「あなた」が羨ましいです。

Friday, December 19, 2008

仕事の楽しみとは・・・

今回、ひょんなことから急遽実現したKeiさんとのお仕事。昨日と今日(午前中)の二日間、久しぶりにワクワクし楽しい時間でございました。

実は、個人的にも彼の撮る写真が本当に本当に大好きで、「写真」に対する真摯な姿勢をとっても尊敬していて、でもすごく気楽というか安心できる相手。彼のもつ独特の穏やかな空気感なのかなぁ・・・不思議なつながりのある共通の友人がいるからなのかなぁ(それはそれで驚きだったのだけどね)。実は、そこまでいつも連絡とりあっている相手ではないのだけど、こうしてつながってまたお仕事できるって本当に嬉しかったのです。

これまた正直、この会社(ペット業界)にいる間は、また彼とお仕事ご一緒できるなんて思ってなかったし、それがなんだかわからないけど、実現できたことがすごく価値あるかなぁって思ったりします。それは私だけではなくて、会社にとっても大きな変化を生むことができたっていう気がするから、そのきっかけとなった今回の「お仕事実現」がとても嬉しいです。そして、なによりもKeiさんが私の期待を裏切ることなく着実に前進していることを目の当たりにすることができたことが、本当に嬉しかったし、それによって私自身が彼に遅れをとっちゃいけないぞって自分にも刺激を与えることにもなったし。今回は本当にいい経験でした。

仕事とプライベートの境が見えなくなっている私だけど・・・。
でもやっぱり仕事の楽しみってこういう瞬間に再認識します。仕事を通じで出会えた相手に、自分のプライベートの領域まで影響を与えてもらえる。人と人とのコミュニケーションというか、関わりって本当に替えがたいですね。

Keiさんの被写体へと向ける真剣な表情。すごく印象的だったなぁ・・・。

Sunday, December 14, 2008

スティーブ・ジョブズ


「スティーブ・ジョブズ神の交渉力 -この「やり口」には逆らえない!
竹内 一正 (新書 - 2008/5) ¥800

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スティーブ・ジョブズの半生や人となりを知ることができる一冊です。

若干・・・筆者の意見に影響されそうな印象もあるけれど(それだけ筆者の言葉にパワーがあるってことでもあるかしら?)、ジョブズを知り「Apple」という会社を網羅するには十分Workします。

今回シンガポールでうけた研修の中でも、「Apple」ブランドの成功について触れる場面もあったけど、私はそこで提示された成功理由だけじゃないなぁ・・・(相変わらずの偏屈娘)なんて思っていました。まぁ、これを読んでいたってこともあるけど、マーケティングの理屈で語れないところに「Apple」の成功はあるんだろうなぁってどこかで思って(感じて)いたからでしょうか。


ジョブズのそれは数値的なものではなく、もろ感情的なアプローチ。計れないものにかける「思い」が強いからこその彼の現在の成功だと思わざるをえません。新しいものを創造する、そして人を動かすのは、やっぱりこういった「思い」というか、「人間臭さ」なのかなぁと改めて感じますよね(一緒に働くには大変だろうけど・・・w)。

そういえば、Torontoにいた時のプレゼンのクラスで「ジョブズとビルのプレゼンテーションの差」という内容の授業を受けたことを思い出しました。

いわゆるpptというプレゼンソフトを作ったビルのプレゼンと比較して、ジョブズのそれは本当に「人」がメインとなるプレゼンテーション。本人が主役であって、「その場で聞く」ということへの価値がある、それを実践していたものでした。それは日本人にはあまりない手法であって、妙に刺激をうけたなぁ・・・(参考サイト:http://presentationzen.blogs.com/presentationzen/2005/11/the_zen_estheti.html
昨今を振り返っても、私たちがうけるプレゼンは、pptが主役であって人が主役ではないことが多いので、その場にいなくても「資料送っておいてください」なんて言えちゃうもの(というか、私は結構こうやったpassしているプレゼンの時間が多い・・・汗)。つまりそれって、その場にいなくてもいいプレゼンってことであり自分じゃなくていいってことなんですよね。ううむ、色々考えるなぁ・・・。

どちらにせよ、とても魅力ある経営者という認識を改めて思いました。前述したけど、働くのはすごく大変だと思うけど、こういう人の傍にいると、とても刺激ある人生を送れるに違いありません。

魅力ある経営者。魅力ある人。そういう人と仕事を共にしたい、と思うのは変わりない事実。私ももっともっと魅力ある人間になりたいぁ・・・。

Saturday, December 13, 2008

Kei Taniguchi

今朝、無事シンガポールより帰国しました。

色んな意味で「学び」多かった一週間。確かに大変だったけど、こうして自分へ投資してくれている会社には感謝だし、あらゆる意味で(それが直接何かに結びつかないにしても)、各国のアソシエイトの意見を聞けるのはよい経験。まぁ・・・大きな課題としては、やっぱり私の英語力なんだけどねぇ。。。来年こそ勉強しなきゃなぁ(涙。

さて・・・ということで、帰国して早々ながら(ノーマルな)仕事に復活。夕方から、弊社某黄色いブランドパッケージの件で、前職からの友人のカメラマン・谷口京さんと(http://www.keitaniguchi.net/)とMTGをしてきました。なにげに彼と会うのは2年ぶりながら、全く変わらない姿で目の前に現れた彼がとても嬉しかったなぁ~。そうしてやっぱりいい仕事をしているし、刺激を受けるから楽しい。同行した後輩君も刺激をうけたみたいだし、いいねぇ・・・やっぱり。こうして時間軸を超えて、ご一緒できる関係ってなにものにもかえられないね。

最初彼にこの話をお願いしようかと思いついたときはどうなることか・・・と思ったのだけど(私の中では彼はリアルな人間の瞬間や空気を切り出す人だから)、MTGしているとどんどんとアイディアが広がって面白い。やっぱり思い込みってよくないなって思った瞬間でした。

来週撮影、皆さまの目に触れるのは来年秋。
ご期待あれ!

Thursday, December 11, 2008

「ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな! 」


存知、ゴールドラット博士の最新刊。ちょっとばたついていて、読むのが遅くなってしまったのだけど、昨夜の思わぬフリータイムにて完読しました。彼の本は全部読んでいるけど相変わらず難しい内容で、でもとっても興味深いテーマ。そして学ぶことが本当に多かった。

とはいえ、今回の書評を読むと、なんとなくポジネガ両極に2分しているようですが、、私にとってはやっぱり色々考える為の種を与えてくれた大事な一冊。毎回思うけど、難しいことをこうやって簡単に伝える彼のスキルってすごいし、今回のまさにテーマでもある「ものごとはそもそもシンプルである」という考え方には本当に共感してしまいます。

ちょうど今、ここシンガポールで受けている研修内容もなんとなくオーバーラップしてきて、さらにいい感じ。笑っちゃうながら、私のarchitectureは、「Innocent」らしく、どこか平和で世の中の善を信じているらしい・・・否定できない自分が悲しいかな(笑。

とはいえ、、どこかで「人」を信じているのは確かだし、いつもそれに対してシンプルな自分でありたいとも思っているのも事実。それが相手との関係としても、心地がいいしね。w
ということで、これは完全なビジネス書ながら、色々なアイディアを与えてくれる一冊です。
おすすめです。

「ザ・チョイス―複雑さに惑わされるな! 」
エリヤフ・ゴールドラット(著)・ 三本木亮(翻訳)
¥1680円

Wednesday, December 10, 2008

団体行動が苦手な女

こちらに来て、4日目になりました。・・・で、ようやく一人の夜を過ごしています♪

な~んて書いたら、バチがあたるかもしれませんが、朝8時に研修が始まって(その前の朝ごはんからだから7時前)、研修終了orビジネスディナー含めると、めっちゃ長い時間を会社メンバーと過ごしていると、もともと団体行動が苦手な私としては、けっこうグロッキーです(爆)。ともあれ、社会人としては1年のうちの11ヶ月避け続けてきた「おつきあい」ってのもあり、3日間、頑張りましたぜぇ~。

昨夜第二陣がきたこともあって、「前半組頑張ったモン」と研修終了後、しら~っと失踪。うふ、やっぱりすっごい開放感です。ららら~っ、プールいっちゃう??SPAでまったりしちゃう?なーんて考えるだけでも(束の間の幸せ)ワクワクしちゃいます。

ということで、みんな各国チームとディナーにでかけたのを横目にしつつ、となりのショピングモールのフードコートに行き、一人ご飯してきましたっ♪一人ご飯は寂しいこともあるけれど、なにげにずーっと気を使っていたり(英語使うし)するので、すっごく気楽。持参した本を片手にまったくりゆったり飲茶してきました。そうして・・・おなかいっぱいいただいてもめちゃ安かった(1000円くらい)。
さて、ということで・・・明日の予習もしなきゃと思いつつ。今日は思う存分、本を読みたいと思います。日本語(活字)が恋しいです!!!!

Tuesday, December 09, 2008

ホテル滞在中の過ごし方

今回の研修は、急遽(例の空港封鎖で)バンコクからシンガポールへ変更。てことで、慌ててグローバルチームがブックしてくれたホテルも、バンコク手配よりも・・・という状況ではあります。とはいえ、会社が負担してくれているのだから、あまりえらそうな文句もいえず(笑。

しかし、何が悲しいかというと、やっぱりプールが部屋から丸見えってことでしょうか・・・。ホテルがもともと好きな人間なので、滞在のために基本満喫タイプなのだけど、今回の出張(同じ日本のアソシエイトが10名以上)という状況で、丸見えプールはやはり気持ちが引けてしまうので、結局いけないまま3日目が過ぎます(涙。

朝6時からやっているけど、真っ暗だし・・・いついけっていうねん(笑。

そうして・・・今日も3食ホテルでとりつつ。さすがに飽きた・・・。美味しいもの食べたい(涙。

Monday, December 08, 2008

英語脳

朝からひたすら英語だけを聞いていると、さすがに夕方には脳みそが溶け出します(苦笑)。特に今回、けっこうヘビーなスケジュールでの研修だったりするので、よけいにドロドロと・・・。

マーケティングの新しい考え方やら、脳科学を用いた分析手法やら、確かに興味深い領域ではあるものの・・・ずーっと英語脳を使うべく神経働かせていると本当にぐったり。このあたり(どのあたり?)の脳、しばらく使っていなかった(というか、放棄していた)しねぇ。自業自得ではあるけど、そういうマインドに切り変わらなかったのだからしょうがない。自分の怠慢さを反省するものの、どこか開き直っていたりして(笑。とはいえ、無事禊も終了したし、真面目に勉強しようかなぁって改めて思う一日でございました(といいつつ、あと3.5日もある・・・涙)

そうして再び・・・ムクムクと勉強したいマインドが戻ってきました。今更ながら、やっぱり英語ってコミュニケーションスキルとして必要なのよねぇ。。。なんとなく、なんちゃってでもコミュニケーションとれちゃうからそこからレベルが上がらない私。どうしても語学コンプレックスがぬぐえない私。どなたかいい策あったら、教えてください。

ちなみに・・・最近ちょうど読んだ本が「ニューロマーケティング」について書かれたものだったので、今回の研修内容が意外とすんなりはいってきました。これ結構面白かったです。すべて頷ける話では当然ないけど(日本はちょっと異なるマーケットであると、筆者の指摘以上に思っているので)、こういう考えもあるんだっていう刺激になりました。あ!!!そうして、赤坂のAgencyに連絡しようと思っていたことを思い出した!!!

■「買い物する脳-驚くべきニューロマーケティングの世界」(マーティン・リンストローム著)
  http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/112169.html
  早川書房/1785円

Sunday, December 07, 2008

Singaporeへ

久しぶりの海外出張でSingaporeに向かっています。とはいっても、私は本当にブルー。だって・・・この1年避け続けてきた英語だけの生活をこの1週間は送らねばならないのですから(ただでさえ、なんちゃって語学力なのに・・・爆)。

で、一方で負のプライベートごとは本日でちょうど365日になりました。あれから一年、最初の数ヶ月は夢でも魘されることも多かった(まぁ、決別前からだけど)けど、人間の治癒力ってすごいですよね。今の私、かなり精神的にも回復し、身体的にも問題なく笑顔で過ごしています(昨日の再検査の結果を聞いて、いきなり元気を回復したという噂もあるけど・・・苦笑)。

Singaporeといえば、昨年思いがけずいただいた会社のAward受賞で訪れて以来。あれは10月中旬の出来事であり、まさに一年前の“禊”案件の渦中のぐちゃぐちゃな瞬間だったなぁって思い返します。で、ポジティブな意味で私の節目になったのかなって。あの時のSingaporeまでこの動き回るしか能がない(もしくはサメ)
といわれていた私がまったく(海外含めて)出かけることがなかったのだから、やっぱり自分の中に無理があったのだと気付いた機会だったのだと思ったりしていたり。だからこの一年(2008年)は、やたらと海外・国外問わずにでかけていたのかもしれないなぁって、思わざるを得ません。そういう意味ではめちゃめちゃな動きであっても、あらゆる意味で、これまでの歩んできた人生以上にたくさんのInputができた&自由な一年だったと思います。

プラス。

今の私、本当に多くの方に見守っていただいて、仕事ができる環境になったことに感謝しなければな、と気付く一年でした。相変わらずの社内環境(昨年の今よりは状況は回復したけど・・・涙)ではあるけれど、前職からのつながりのAgencyチームや新たにこの会社で出会った外部・Dogチーム達。本当に皆さん、私を助けて導いてくれる人たちばかりで、日々刺激あり学びある毎日がとてもありがたいと思うことができました。前者の方たちは常に「私が私らしく」いることを認めてくれたし、後者の皆さんは、この一年、私に多大なるパワーと新しいチャレンジを与えてくれたし。業界知識に欠けている私をいかに導いてくれたことか、本当にありがたいです。

入社前、ここまで多くの考えずほぼ直感で、「人と人をつなぐ“媒介”ブツをコミュニケーションできる仕事なら」なんて単純な思いで転職しましたが、2年が経過しようとする今、「動物>人間」と考えると、いかにチャレンジなことが多いか、そして「人間の問題=動物の問題」って改めて理解するに至って、今はとても学ぶことが本当に多いなぁ感じています。

自分の専門領域については、本当に刺激を受けたい一心で本を読み続けました。なんだかんだいっても、今の環境(バジェットやポジション)では、どこか成長が止まってしまうのではという不安を拭い去れていません(今日現在も)。だからこそ、常に吸収できる自分をKeepしたいと思って、例年以上に濫読しました。いやはや・・・何冊読んだんだろう?といいつつ、今私の目の前(機内)には、3冊の本が転がっています。・・・。やはり読書って重要。

先週、ある人に、「幸せを感じる瞬間は?」と尋ねられました。
実は、自分のその時ふとした回答が、自分で予期してないものだったりして(苦笑)、妙に気になってあれから、はずっと考えています。 幸せって何だっけ?

そして実は・・・出発前に、ひとつ回答がでました。

「自分の喜びを一緒に喜んでくれる誰かがいること」

思いがけずにうけとった「よかったですね」のメール。その相手が、今年できた新しい関係の人であったことがとても嬉しい。だって、確実に私、違う世界を見ていて、それってつまりは前進しているのだもの。もう過去は過去として消化して、新しい人間関係をもつことができるまで回復した自分を幸せだと思いました。

さて・・・まもなく到着です。

なんだか一年振り返る的なモードになっちゃった(笑。

Saturday, December 06, 2008

健康でいること

朝、病院に行ってきました。先日の人間ドッグでおもいっきりひっかかり(毎度恒例・・・)、その再検査中だったので結果を聞きにいくことに・・・・。ありがたいことに、今回は問題なしってことで安堵のため息でございます。明日から出張で一週間海外なので、その前に結果を聞くことができてよかったぁ・・・・。

人は病気になると、急に人生について考えたりしますね。私も再検査になってから今日まで、大丈夫だって信じていつつもやっぱりすごく落ち込んだり開き直ったりの毎日を過ごしていました。まるでジェットコースターに乗っているかのような気分。この数日も、親愛なる友人とご飯をご一緒していても、どこか完全には楽しめてない自分に気付いたり。かといって、一人でいると不安になって友人を呼び出してしまったり、本当に友人たちにはご迷惑をかけてしまいました(反省)。 とはいえ、一応今回は問題なしってことなので安心しました。

さてそんなこんなで、本日で356日となりました。
一年の禊(?)期間も無事終了。ようやく私、精神的にも健康になれたような気がします。(^^
生まれ変わった思いで(そういや人の細胞は半年ですべて生まれ変わるらしい)、また頑張ろうかと思います。身体的にも健康だしねっ♪

Thursday, December 04, 2008

ぴんぽん寿司

4年来の仕事相手とご飯をご一緒することに。ふとした話から昨今、厚意にしていただいている人を彼に紹介するってこともあるし、はてさてどこがいいのでしょう?引き合わせる二人とも職場が西麻布ということから、場所は「西麻布」に決定。・・・でどこにする?笑

ご承知の通り、私は全くの道音痴だし店音痴なので、どこがいいのかわからないので今回もやっぱり西麻布住人にオススメをいただくことに。で、迷わずいただいたプロポーザルは・・・「ぴんぽん寿司はいかがですか?」

一瞬、よぎる不安。ま~、今回の相手は例のNYホットパンツ男ではないものの、ネーミング的に不安が過るのは否めない。加えてNYホットパンツ男である紹介相手に聞いたら「怪しくない?」の一言。いや~ん、ホットパンツよりヤバイ店ってことぉぉぉぉ????

がしかしです・・・。どうやら隠れ家っぽい寿司屋と聞いて、まずは挑戦しようかと・・・。不安不安不安不安。。。

**********

結果。

いやはや、めちゃよかったよぉ~。久しぶりに笑い続けた4時間(長居しすぎ・・・w)。一緒にご飯を食べる仲間がよかったことは当然ながら、めちゃめちゃ居心地がいいし、日本酒が美味しかった。うふふ、たぶん3人で5合くらい飲んだ!?

ちょっと面白いし、間違っても知り合いとは会わないし。また行ってみたいな。

■きたむら別館
東京都港区西麻布1-○ー○

Monday, December 01, 2008

明日の広告


汐留のクリエイティブ・ディレクターが書いた「広告の本」です。

最近巷でよく言われるコミュニケーションプランの変化について、とてもわかりやすく書いていて、結構教科書っぽい仕上がり。わかりやすさゆえ、弊社のスタッフにも読ませたい(というより、マネージメントかなぁ?)と思いました。

一方で、ここで触れられている「コミュニケーション・デザイン」については、反論することもなく「そうだよねぇ」と同意できるし、おそらく多くの読者(マーケティング担当含む)も概念としては理解するんじゃないかと。でもね、きっと本質というか、それを行動に起こすタイプは少ないんだろうなぁとも同時に思ったり。難しいよね、行動するって。


コミュニケーションにおいて、何が一番効くのか今の私にはまったくをもってわからないけれど、佐藤氏が例えるのが「ラブレター」ならば、私は相手と語る「言葉」だと思う。何をどう伝えるか、どれだけ自分の言葉で真摯に話しをするか、それだけで本当に近い関係になれる気がする。

コミュニケーションは本当に奥深いなぁ・・・。

Sunday, November 30, 2008

成功しちゃう「人脈」はじつは公私混同ばかり

いつ取材されたっけ?」と、ついつい考えてしまう程、私のことを書いている本でした(笑)。

まだ若かりし頃、上司たちが自分のこれまでの知り合いとか友達とかに仕事を発注している姿を横目でみつつ、「なんかへんなの。フェアじゃない!」なんて鼻息荒く思っていました。あれから10年。今の私はまさに公私混同な関係で仕事しています(爆)。

でもね、当時の上司たちと違うと自分が言えるのは、そこに「甘え」とか「妥協」がないこと。逆に友人でもありプロ同士だからこそ、信用してしっかりと仕事ができる関係だなぁ~って思えるのです。

本書にも書いてあるけど、「なんか好きじゃないなぁ~」って相手との仕事はどんなに頑張ろうが、感情をなくして仕事に特化しようが、楽しくないし達成感が70%くらい。不合格こそしないけど、合格って気にもならないソコソコな仕事になってしまいます。それはやっぱり成功とはいえないなぁと思っちゃう(自分が楽しめないと、お客さんも楽しめない)から、やっぱり楽しい相手と仕事したくなってしまう。

仕事上、本当にたくさんの方とお会いするし、色んな形で多くの人とご一緒するけれど、結局助け・助けられる関係まで発展した相手とは、お互いの環境が変わろうがなんだろうがずっと傍にいてくれている人として、私に影となり光となり力を与えてくれる人として、説明できない安心感に包まれている気がする。そんな相手に一年に一人でも出会うことができたら、それはすごくハッピーなことなんだろうなぁ・・・なんて思う昨今。

元来ワガママな性格なので、どんなに大人になれといわれてもなれない自分がいて・・・でも、それでいいやって思える自分もいて。

てことで、今後も公私混同で、人間関係構築しようって言い訳できるいい本みつけました(^^)Y

Saturday, November 29, 2008

ambiance(アンビアンス)

イケメンシェフのいる中目黒の隠れフレンチに行ってきました。













今回は6800円のコースをいただきましたが、めちゃめちゃおなかいっぱい。けっこうボリューム多めです。

最初、ベルギーフレンチと言われたので、「どんな料理なのかしら?」と思いましたが、シェフがベルギーで修行をされたこととベルギービールが合う料理をだしていること、プラスお野菜にこだわっているといった料理内容でした。野菜不足になりがちな私の食生活だから、けっこう嬉しい♪(というか、師走はさらに悪化しそうだ・・・)

個人的には、2品めの「オイスターと海洋深層水とリコッタチーズのジュレ」にやられました。オイスターがふっくりしていてミルキーでサイコー!(厚岸産でした)。あと、アミューズのターメリックとかぼちゃのポタージュも美味しかったなぁ。
食音痴の私ながら、また行きたいお店が一件できました♪
■ambiance(アンビアンス)
〒153-0043東京都目黒区東山1-21-26Q.G.HIGASHIYAMA B1F
TEL/FAX03-3712-3445
http://www.lart-de-la-table.com/ambiance/contents/

風をよむ

DOGトレーナーとお仕事をしているとなにげに思うのは、多くのトレーナーたちは留学している(海外でお勉強してきている)ので、すっぽりと「平成」前半の日本がぬけていること。なので、会話の端々に「昭和」ネタがでてきたり、カラオケ行くと「阿久悠しばり」で盛り上がったり。自分も同じような年齢(±5歳くらい)ってこともあって、懐かしい反面、妙にホッとしたりもします。w

てことで、前回同様「昭和本」シリーズ・第2弾。これもやっぱり昭和代表の王子(笑)から借りてきた一冊。

この本はどうやら92年10月から93年3月までの半年間、「スポーツニッポン」紙上に掲載した「阿久悠の実録テレビ三国志」という連載をまとめたものらしい。前半が「スター誕生」秘話で、森昌子、桜田淳子、山口百恵の中三トリオの誕生そしてピンクレディで終焉を迎えるまでの話が書いてありました。「スター誕生」に関わっていた阿久さんならではの見解も加わっているので、読み物としてもカラクリめいたことを知るにも面白い。で、後半はグループサウンズ、特にザ・スパイダーズの誕生秘話がメイン。逆にこちらは、私のもうちょっと上の世代なので、あんまりピンこないというか、懐かしさも感じない話ばかり。結構読み飛ばしちゃった(笑)。

阿久悠という作詞家が亡くなったのは2007年。亡くなってから初めて知った名前だったけれど、彼の残した作品のバラエティの広さにとても驚いたなぁ・・・。そして、ほんのちょっとだけ(一歩前よりも近いくらい)新しい感じが当時、一世風靡したのだろうと思ったり。その時代の風をよむのがうまかったのだろうね。

文庫の最後の解説に気になる一節(以下抜粋)。

「・・・阿久さんはしきりに、近ごろ、日本人の歩幅が広くなりすぎている、と指摘していた。大股で歩むうち、いつしか気付かずに踏み越えてしまった大切なものが、私たちの背後にあるのではないか、と。・・・・」

私自身、スピードある毎日の中でガンガン前だけみて歩いていて、大雑把にものごとをみているのかもしれない、と人間として本質的な部分を突かれた気がしました。海外に旅にでると、時間がゆっくり流れ風の動きや匂いを感じることができるけど、そういえば日本にいる間、仕事に追われ日々に追われ、何も感じないのが当たり前だと思っていたなぁと。きっとすっごく心の中も大股で歩いているんだろうなぁ・・・。いかんいかん。

何を私は急いでいる?一日はどう過ごしてもみんなに平等に24時間。ゆっくりモノを感じて生きていかなきゃ、つまらないかもね。

Thursday, November 27, 2008

「タイアップの歌謡史」

つい最近の小室さんの逮捕もあって、音楽著作権のことがちょっと話題になっています。だからということでもないのだけど、毎度ながらの「王子文庫」から、タイアップ楽曲に関する本を借りてきました。

広告業界に身をおいていると、「楽曲タイアップ」という話は特にTVCFにおいてよくでる話ながら(最近ではイベントででた話)、なにげにこういうカラクリや背景があったのかぁ・・・と今更ながらに知ることができて勉強になりました。また日本の歌謡曲というジャンルについても、あらためて歴史的なこと含めて興味深かったかも。

ちょうど先日、王子邸にお邪魔して、めちゃめちゃ昭和なDVDとかを見せてもらっていた流れで借りたこの本。日本テレビの番組『スター誕生』の誕生の理由が日テレvs.渡辺プロだったとか、松田聖子のデビュー秘話とかもちりばめられていて面白く読めたかな。そうしてもともと苦手な音楽業界のこと・・・私が今属している「動物業界」以上にどろくさーい話にまみれているなぁと実感。ううむ、結構色んな業界が実は昭和なのかなぁ、と改めて感じたり。

ともあれ・・。なんとなくながら、私、「昭和」という時代を知っていてよかったなぁって思いました。
何故だからわからないけど・・・きっと、「平成」だけを生きているより色んな経験できたような気がする・・・。w

Friday, November 21, 2008

「読書進化論」(勝間和代)

ご存知、勝間さんの「本」の本です。彼女の読書好きは、有名ですよね。本屋に行っても、「勝間さんお薦め本!」とかいうPOPを最近ではよく見かけるようになりました。

さて今回もいつも同様に、Paris便搭乗の前に、本屋で「本」を物色し3冊ほど購入したのですが、その中の一冊がコレ。最近、出版社の方と話すたびに「Webの出現によって雑誌含めて書籍は辛い」というまさにタイトルどおりの会話が繰り広げられるので、「参考に読んでおこうかなぁ」程度の思いで手に取りました(実は勝間さん本を読むのは初めてでございます・・・彼女のファンの皆さま、ごめんなさい)。

で、感想・・・。

読書が云々という内容よりは、「書く」ことに対する技術、それを「売る」ということについての可能性的な部分の方が記憶に残るものでした。Webという自己表現が安易にできるようになったツールの出現によって、「本(書き物)」の立ち位置に変化が起きたこと。それにより、玄人と素人の境がなくなってきていること。で、「素人」がどうやってそのツールを生かし、「書く」→「売る」というステージに持っていくか、ってことが書かれていたという印象です。

私は「売る」ことには全く興味ないのだけど、「書く」ことは仕事上非常に多いので、「書く」ことに対するスキルについてはとても参考になりました。最近の私のテーマ(?)ともいえる「言葉」の重要性。今一度考えさせられたかな。

「書く」ことの変化については、どこかMacの一般化によって「描く」ことの素人デザイナーが増えたことと似ているかなぁと思っています。以前のデザイナーは、手を動かしていたけれど、今の多くはMacで作業でするので、素人と玄人の境がなくなってしまいました。私はひたすらアナログ発想なので、デザイナーと打ち合わせする際に、なんとなくざざっと手を動かしてくれて、お互いのイメージの確認作業ができると嬉しかったりするのですが・・・。まぁ、これも時代の動きなのでしょうね。

Wednesday, November 19, 2008

Paris旅紀行:Picasso & Manet

オルセーで行っていた展覧会「Picasso / Manet: Le déjeuner sur l'herbe」。予期せず開催していてはいったのだけど、とても興味深かったです。

今年は私にとって「ピカソ年」かのように、名古屋でも東京でも彼の展覧会を訪れ、且つNYでも彼の作品を目にしていたこともあって、ここパリでもまた彼に出会えたことにすごく感謝。

数年前、私は全くピカソの絵画を理解できなくて何が天才なんだろうなんて正直思っていたのだけど(失礼な話ながら)、ここ最近でしょうか。。。すごく彼と向き合えてきたような気がします。年代によって変化するピカソのタッチは、彼のチャレンジ精神をそのまま表しているようで、こんなにも異なった
作風を常に生み出す才能は類まれないものだと感じることができるようになりました。これまた自分の変化を感じることができて面白いです。

さて今回の展覧会は、マネの描いた有名すぎるほと有名な作品「草の上の朝食」のピカソのあまりにも傾倒しているオマージュ群を集めたもの。
正直、ピカソがこんなにも追求して(展覧会に展示されているだけで4年間)、描き続けていたことを全く知らなかったので、すごく興味深かったし、その4年の間にどんどんと変化し簡略化されていく作品をみるだけでピカソの一旦を知ることが出来た気がしました。いや〜、思わぬところで本当に刺激あるものに出会うことが出来て、嬉しかったな。

帰りに2枚のポストカードを購入。並べながら見つめてみると、本当そっくりなので別の作品をみているような完成形に驚きを隠せません。

ピカソ、やっぱり偉大なアーティストです。

Paris旅紀行:情操教育

午後からオルセーに行ってみました。

ずっと改装が続いていたので、全容をみるのは久しぶり。いつもは気に入った作品のみをピックしてみていたので、こんなにゆっくりみたのは何年ぶりだろう。展覧会を3つほどやっていたこともあって、めちゃめちゃ満足度高かったです。

オルセーというと、セザンヌやゴッホ、マネやモネなど印象派の絵画が有名ですが、今回はあえてその感想ではなくて、ここで目にした子供たちについて。

パリに限ることはないけれど、海外で美術館に行くと、子供の姿をよく目にします。今回もゴッホの作品の前で、先生と一緒に絵を模写したり、クイズ形式で画家と絵画を結びつけたりする授業を行っている子供たちに遭遇。この子達にとっては、何のことない日常なのだろうけど、日本で暮らす私にとってはすっごく贅沢な情操教育だよなぁって思います。うらやましーよなー。

初めて海外で教科書に出ていたアートに出会った時、何とも言えない感動で動けなくなったことが蘇ります。それまでも展覧会で日本にきた作品を観たことはあったものの、その作品がいるべき場所で落ち着いてそこにいるっていう環境が生むものってすごいって思うのです。運べないアート(壁画とか彫刻とか)も然りだけど、そのアートのバックボーンにある空気って大切なような気がするのだよね。ワガママいったら、その画家たちが描いた風景とともにある作品が一番贅沢で美しい気がする。

この子たちの将来がとても楽しみです。

Monday, November 17, 2008

Paris旅紀行:クリスマスディスプレイ

年もプランタンとラファイエットは、ディスプレイに気合いが入っています。

プランタンの今年のテーマカラーは「黄色と黒」、ラファイエットは大人な感じの「ピンク」をメインに飾っているようです。吹き抜けに用意された大きなクリスマスツリーの小型版が各フロアに整備されていて、なんだかどこを観ても美しかったなぁ。あと一ヶ月のクリスマスをこんな美しい光景を楽しみながら待つってなんだかいいですよねっ。

この二つの大型デパートは、子供用のディスプレイも用意されているので、ショーウインドの前には子供用のぼり段を用意されています。今年は、熊の行進(ラファイエット)と、マリオネット(プランタン)がテーマのようでしたが、残念ながらあまりの子供達の山に写真をとりそこねました(苦笑)。子供のためのディスプレイですもの、彼らを優先してあげないとね!

そういや昨年(はhttp://soeur-miyu.blogspot.com/2007/11/blog-post_5596.html)、「白」がテーマカラーでしたねこうして見ると、毎年ちゃーんとテーマ性をもちながら凝っていて面白いよなぁ。。これが東京の場合だと、各ラグジュアリーブランドショップが頑張ってつくっているけれど、老舗デパートであってもどこかお歳暮な匂いがする(!?)ウィンドウになっちゃうのでつまらないよね。あとは照明の色がどこか違うような気がする。。。なんでだろ?

帰国したら、銀座や青山あたりぶらついてみようかな。。。

Sunday, November 16, 2008

Paris旅紀行:犬と私・・・パリ篇

先月に続いて、一人バブル状態が続いている私。今回は、心のふるさとであるパリにやってきました。昨年も同じ時期(一日違い)に、ここに帰省していたので、一年ぶり。シャルルドゴールに到着しただけで、気持ちはすっかり晴れわたりました。NYもとても楽しかったけれど、やっぱり私はヨーロピアンマインドなのでしょうか。。。w

さて今回の旅の目的は、こちらに暮らす友人に会うことと京都・銀閣寺のお姉さんがこちらでワークショップを開いているというので、そこへ訪問すること。それ以外は、あ、一応ブルゴーニュのワイン蔵めぐりをしようと計画。まぁ、この空の下にいるっていうだけで満足なので、基本街歩きでいいかなぁ。。。なんて。

てことで、NYに続きブラブラ街を歩きつつ、またも「犬」に目がいく私を発見。昨年こちらに来た時はまったくそんな気持ちさえ起きなかったから、自分の変化に気づいて面白いものです。

犬オーナーはどこの国にいっても、笑顔でこちら(カメラ)をみてくれる。犬を介してこういうコミュニケーションが生まれるってなんだかいいよね、なんて改めて感じたりします。そして、その笑顔は世界共通。私はオーナーではなく、たんに仕事で関わっているだけの存在だけど、この笑顔が消えないようなそんなお手伝いができればいいなぁなんて思いました。

犬に癒される、そういう人もいるけれど、私は犬を介して生まれる人の笑顔に癒されます。笑顔ってやっぱりいいなぁ。。。

Wednesday, November 12, 2008

「ギルガメシュ叙事詩」


最近、厚意をいただいている方からのすすめで購入。私にとっては、まったく未知の「シュメール語」という言語で書かれた最古の文学らしく、興奮している相手を横目にしつつも、そこまで興奮するのであれば面白そうと誘いにのってみました(笑)。

で、読んでみたところ。確かにすごく興味深くて、こんな話が紀元前3000年にかかれていたという事にとても驚きました。

この詩がもつテーマとしては、現世と全く変わりません(しつこいけど、紀元前3000年ですよ!)。「ねたみ、増悪、娼婦、賞賛、権威」そしてなによりもの大きなテーマでる「生と死」
。どれをとっても、21世紀を生きる我々と変わらない。つまり人間の存在意義というか求めるものというのは、普遍性あるものなのでしょうか?

プラス気になったのは、二つの性について。「男」と「女」という性の存在と、神が定義づけている役割がなんとなく気になりました。フェミニストではないけれど、なんとなくこの時代から、「女」性というのは「男」性に対して、なんらかの変化をもたらす役割を担っているのではないかしら。「野」的な存在だった男が、「女」性を知ることによって「人」に変化していくということ。「女」主人が、ギルガメシュに恋をしたことが起因し神からの罰を生み出したこと。そして、せっかく手にした不老長寿の薬草を蛇(女の象徴?)が、横取りし食べてしまったこと。全てに関して、「女」性が絡んでいる。そういえば、アダムとイブのお話でも、「女」性であるイブがアダムをそそのかしたと言われていたっけ。。。ううむ

さて、薦めてくれた彼の感想。彼の専門は「動物行動心理」なるものなので、叙事詩にでてくるエンキドゥという男が「野」から「人」になったというくだりに興味をもったのだそう(以下、彼のメールから抜粋・・・)。

**********
何が「野」で何が「人」なのか。そしてそのきっかけはなんなのか?
科学的には「知恵」を持つという部分と「思慮」
が持ているようになるという部分だと思いますが、精神的深層部が知りたい。*********

なるほど、そういうことを考えるのかぁ。。。こんなに短い叙事詩だというのに自分とは違う観点で
モノを考え読み取っているのが、なんだか面白い。薦められて本を読み、感想を言い合うって、楽しみが倍になるようでちょっとお得な気分になりました。食わず嫌いはやめて、またやってみようっと♩

Monday, November 03, 2008

「アメリカ人の半分はNYの場所を知らない」

すごい単純な理由。先日NYに行ったから、ついつい「ニューヨーク」という文字が目に入って購入した一冊・・・。それほど私の本屋での濫読は、あまり指針がない証拠でしょうか・・・(爆)。

なんて不順な動機はさておき。とても面白い一冊でした。筆者は特に何も指針をださず、結論も自分の意見もこの中で全面にはだしていません。ただただ「だからあなたはどう思うのよ?」って問いかけている感じ。だからこそ、自分もいろんなことを考えて楽しめた気がします。まるで自発的に考えることを誘発した本?前回の一冊とは間逆ですね。

その昔、自分が海外とはまったくをもって縁遠い頃、私にとって「アメリカ」は自由の象徴であり、ディズニーランドであり、ハリウッド映画でした。アメリカに留学(OR仕事)していたというというだけで、拝みたくなるというか、無条件に尊敬できるようなそんなイメージ。今、思うとなんでだったんだろ?って思うけど、日本人にとってのアメリカってやっぱりそんなものでしたよね。

あれから数年たって、私もご縁あって国外の人と色々話をしたり接する機会をもって、そんな機会を通して自分のもつ世界観がなんて狭いんだろうって思えたことが何度もありました。忘れもしません。以前、付き合っていた彼は紀元前前の歴史をもつ国が出身で、私は北海道という数百年の歴史をもつ地が出身。「一緒にするなよー」と爆笑されたこと・・・あったよなぁって(まぁ、いまだにそれが全てじゃないと思ってるけど・・・ぶつぶつ)。

旅していると、いい面しか見えなくて憧れたりすることいっぱいあります。暗い部分がなかなかフォーカスされず、どこか世間知らずな状態で「晴れ」の状態だけ見て判断している。自分の仕事を振り返りつつ、ニュース(Media)はリアルなものではなくて、創作されたもの。それをちゃんと認識しなければって改めて思いました。

今週には新しいアメリカ大統領が選出されます。新しい時代がスタート。
私はどうする?

「質問力」より「言葉力」

某誌で薦めていたので、「それでは」と購入してみました。が、満足度は50%くらいでしょうか。ま~、手を変え品を変え、実は同じこと(ビジネスとして人と話とするときに、注意することについてのマニュアル)を言っている感は否めません。コンサルタントだしねぇ・・・この方・・・。

昨今、よく「傾聴する」ことが、ビジネスにおいて一番大切で、まずは「聞く体制をつくろう」なーんてことが言われていますね(最近読んだ本にも書いてあったなぁ。アクティブリスニングとか言うんでしたっけ?)まぁ、人は自分のことを話したい傾向が強いので、まずは黙るってのが一番効くっていうのもあるんだけど(苦笑)。で、この本はその反対。相手に話をさせて自己解決させる為には、どうやってこちら側が「質問」を投げかけ、どういう導きをするのがいいのか?そんなことが書かれている。はい、これまたよく言われているいことですね・・・。

私事になるけれど、仕事相手によってはめちゃくちゃよく話すという印象があるらしいのですが、実は一方で、ひたすら聞いていることが多いとも言われます。はてさて、その差は何なのか?なんて最近ちょっと考えてみたのですが、理由は簡単。

相手が私の元に営業でやってきて、「言葉」を持参してきてないとき、私はめちゃめちゃ話をしています。で反対に、相手が営業(もしくはMTG)でやってきて、「言葉」をたくさん持参してきたとき、私はひたすら聞き役に徹しているなぁ、というのが自己観察結果。だから当初出会った時、「言葉」がないMTG場で同席した人が、次に二人でMTGをして私が黙って聞いていると、「逆にドキドキする」らしい。なーんのこっちゃない、二人のMTGには「言葉」がいっぱいあるだけなのに(苦笑。

そんなことを考えながらの私の持論。質問力って「言葉」をどうやって見つけるか、だと思ったりします。
スキルとかもあるけれど、話をしている人や話をしない人が何を求めているのかを発見してもらう為に、色々なボールを投げてみる。相手の興味・関心を「言葉」の中から見つけてみる。そんなことじゃないでしょうかね。ロジックとかで導けるものもあるけれど、そうした結果が結局は新しい発見というよりは、これまでと同じ結論に導くこともある。それじゃー、つまらない。

なーんて、ちょっと偉そうなレビューをしてみました。

Sunday, November 02, 2008

みんなが言っている

ある案件でプレゼンを仕切りました。なんだかんだで2ヶ月かかったこのプレゼン。正直、「何故に私がこれ任されているんだろ?」と疑問に思ったこともあったけど、それはそれ。やるならちゃんとやんなきゃな~って思いつつの準備期間。かなりストレスたまりまくりつつも、いざ終わった時には自分に乾杯した気分になっていました。

が、それも束の間。席に戻るとメールが一件。
「そもそもこのプレゼンに意図がわからないし、今後○○といった改善してほしいです。みんな言っていました。・・・etc・・・」
大人じゃないと思いつつも、妙につっかかりたくなる私(爆)。「みんな」って誰やねん?

何かの本で読んだことあるけれど、日本人は「みんな」という言葉を使って、自分の考えとか感情を隠す傾向が強いらしいとのこと。「○○の方からきました」とか「○○みたいな」とかいうぼやかし表現も最近多いですよね。それは「自分の意見」というのではなく「みんなの意見」に転用しちゃうことによって、対象に(少なからず)プレッシャーをかけるといった意図&自分の責任の分散、という心理的判断があるらしいです。

「みんなが言っている」という、この言葉。突っかかっている私自身も反省するところだけど、なんとなくよく耳にする気がするし、何の気なしに使っている気もします。でもね・・・やっぱり自分の言葉や意見には責任もたねばって改めて思うのです。こういう日本語やっぱりよくない。

日本語、正しく使いたいです。