Wednesday, November 19, 2008

Paris旅紀行:Picasso & Manet

オルセーで行っていた展覧会「Picasso / Manet: Le déjeuner sur l'herbe」。予期せず開催していてはいったのだけど、とても興味深かったです。

今年は私にとって「ピカソ年」かのように、名古屋でも東京でも彼の展覧会を訪れ、且つNYでも彼の作品を目にしていたこともあって、ここパリでもまた彼に出会えたことにすごく感謝。

数年前、私は全くピカソの絵画を理解できなくて何が天才なんだろうなんて正直思っていたのだけど(失礼な話ながら)、ここ最近でしょうか。。。すごく彼と向き合えてきたような気がします。年代によって変化するピカソのタッチは、彼のチャレンジ精神をそのまま表しているようで、こんなにも異なった
作風を常に生み出す才能は類まれないものだと感じることができるようになりました。これまた自分の変化を感じることができて面白いです。

さて今回の展覧会は、マネの描いた有名すぎるほと有名な作品「草の上の朝食」のピカソのあまりにも傾倒しているオマージュ群を集めたもの。
正直、ピカソがこんなにも追求して(展覧会に展示されているだけで4年間)、描き続けていたことを全く知らなかったので、すごく興味深かったし、その4年の間にどんどんと変化し簡略化されていく作品をみるだけでピカソの一旦を知ることが出来た気がしました。いや〜、思わぬところで本当に刺激あるものに出会うことが出来て、嬉しかったな。

帰りに2枚のポストカードを購入。並べながら見つめてみると、本当そっくりなので別の作品をみているような完成形に驚きを隠せません。

ピカソ、やっぱり偉大なアーティストです。

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