Sunday, November 02, 2008

みんなが言っている

ある案件でプレゼンを仕切りました。なんだかんだで2ヶ月かかったこのプレゼン。正直、「何故に私がこれ任されているんだろ?」と疑問に思ったこともあったけど、それはそれ。やるならちゃんとやんなきゃな~って思いつつの準備期間。かなりストレスたまりまくりつつも、いざ終わった時には自分に乾杯した気分になっていました。

が、それも束の間。席に戻るとメールが一件。
「そもそもこのプレゼンに意図がわからないし、今後○○といった改善してほしいです。みんな言っていました。・・・etc・・・」
大人じゃないと思いつつも、妙につっかかりたくなる私(爆)。「みんな」って誰やねん?

何かの本で読んだことあるけれど、日本人は「みんな」という言葉を使って、自分の考えとか感情を隠す傾向が強いらしいとのこと。「○○の方からきました」とか「○○みたいな」とかいうぼやかし表現も最近多いですよね。それは「自分の意見」というのではなく「みんなの意見」に転用しちゃうことによって、対象に(少なからず)プレッシャーをかけるといった意図&自分の責任の分散、という心理的判断があるらしいです。

「みんなが言っている」という、この言葉。突っかかっている私自身も反省するところだけど、なんとなくよく耳にする気がするし、何の気なしに使っている気もします。でもね・・・やっぱり自分の言葉や意見には責任もたねばって改めて思うのです。こういう日本語やっぱりよくない。

日本語、正しく使いたいです。

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