Friday, November 21, 2008

「読書進化論」(勝間和代)

ご存知、勝間さんの「本」の本です。彼女の読書好きは、有名ですよね。本屋に行っても、「勝間さんお薦め本!」とかいうPOPを最近ではよく見かけるようになりました。

さて今回もいつも同様に、Paris便搭乗の前に、本屋で「本」を物色し3冊ほど購入したのですが、その中の一冊がコレ。最近、出版社の方と話すたびに「Webの出現によって雑誌含めて書籍は辛い」というまさにタイトルどおりの会話が繰り広げられるので、「参考に読んでおこうかなぁ」程度の思いで手に取りました(実は勝間さん本を読むのは初めてでございます・・・彼女のファンの皆さま、ごめんなさい)。

で、感想・・・。

読書が云々という内容よりは、「書く」ことに対する技術、それを「売る」ということについての可能性的な部分の方が記憶に残るものでした。Webという自己表現が安易にできるようになったツールの出現によって、「本(書き物)」の立ち位置に変化が起きたこと。それにより、玄人と素人の境がなくなってきていること。で、「素人」がどうやってそのツールを生かし、「書く」→「売る」というステージに持っていくか、ってことが書かれていたという印象です。

私は「売る」ことには全く興味ないのだけど、「書く」ことは仕事上非常に多いので、「書く」ことに対するスキルについてはとても参考になりました。最近の私のテーマ(?)ともいえる「言葉」の重要性。今一度考えさせられたかな。

「書く」ことの変化については、どこかMacの一般化によって「描く」ことの素人デザイナーが増えたことと似ているかなぁと思っています。以前のデザイナーは、手を動かしていたけれど、今の多くはMacで作業でするので、素人と玄人の境がなくなってしまいました。私はひたすらアナログ発想なので、デザイナーと打ち合わせする際に、なんとなくざざっと手を動かしてくれて、お互いのイメージの確認作業ができると嬉しかったりするのですが・・・。まぁ、これも時代の動きなのでしょうね。

No comments: