Monday, November 03, 2008

「アメリカ人の半分はNYの場所を知らない」

すごい単純な理由。先日NYに行ったから、ついつい「ニューヨーク」という文字が目に入って購入した一冊・・・。それほど私の本屋での濫読は、あまり指針がない証拠でしょうか・・・(爆)。

なんて不順な動機はさておき。とても面白い一冊でした。筆者は特に何も指針をださず、結論も自分の意見もこの中で全面にはだしていません。ただただ「だからあなたはどう思うのよ?」って問いかけている感じ。だからこそ、自分もいろんなことを考えて楽しめた気がします。まるで自発的に考えることを誘発した本?前回の一冊とは間逆ですね。

その昔、自分が海外とはまったくをもって縁遠い頃、私にとって「アメリカ」は自由の象徴であり、ディズニーランドであり、ハリウッド映画でした。アメリカに留学(OR仕事)していたというというだけで、拝みたくなるというか、無条件に尊敬できるようなそんなイメージ。今、思うとなんでだったんだろ?って思うけど、日本人にとってのアメリカってやっぱりそんなものでしたよね。

あれから数年たって、私もご縁あって国外の人と色々話をしたり接する機会をもって、そんな機会を通して自分のもつ世界観がなんて狭いんだろうって思えたことが何度もありました。忘れもしません。以前、付き合っていた彼は紀元前前の歴史をもつ国が出身で、私は北海道という数百年の歴史をもつ地が出身。「一緒にするなよー」と爆笑されたこと・・・あったよなぁって(まぁ、いまだにそれが全てじゃないと思ってるけど・・・ぶつぶつ)。

旅していると、いい面しか見えなくて憧れたりすることいっぱいあります。暗い部分がなかなかフォーカスされず、どこか世間知らずな状態で「晴れ」の状態だけ見て判断している。自分の仕事を振り返りつつ、ニュース(Media)はリアルなものではなくて、創作されたもの。それをちゃんと認識しなければって改めて思いました。

今週には新しいアメリカ大統領が選出されます。新しい時代がスタート。
私はどうする?

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