Monday, November 03, 2008

「質問力」より「言葉力」

某誌で薦めていたので、「それでは」と購入してみました。が、満足度は50%くらいでしょうか。ま~、手を変え品を変え、実は同じこと(ビジネスとして人と話とするときに、注意することについてのマニュアル)を言っている感は否めません。コンサルタントだしねぇ・・・この方・・・。

昨今、よく「傾聴する」ことが、ビジネスにおいて一番大切で、まずは「聞く体制をつくろう」なーんてことが言われていますね(最近読んだ本にも書いてあったなぁ。アクティブリスニングとか言うんでしたっけ?)まぁ、人は自分のことを話したい傾向が強いので、まずは黙るってのが一番効くっていうのもあるんだけど(苦笑)。で、この本はその反対。相手に話をさせて自己解決させる為には、どうやってこちら側が「質問」を投げかけ、どういう導きをするのがいいのか?そんなことが書かれている。はい、これまたよく言われているいことですね・・・。

私事になるけれど、仕事相手によってはめちゃくちゃよく話すという印象があるらしいのですが、実は一方で、ひたすら聞いていることが多いとも言われます。はてさて、その差は何なのか?なんて最近ちょっと考えてみたのですが、理由は簡単。

相手が私の元に営業でやってきて、「言葉」を持参してきてないとき、私はめちゃめちゃ話をしています。で反対に、相手が営業(もしくはMTG)でやってきて、「言葉」をたくさん持参してきたとき、私はひたすら聞き役に徹しているなぁ、というのが自己観察結果。だから当初出会った時、「言葉」がないMTG場で同席した人が、次に二人でMTGをして私が黙って聞いていると、「逆にドキドキする」らしい。なーんのこっちゃない、二人のMTGには「言葉」がいっぱいあるだけなのに(苦笑。

そんなことを考えながらの私の持論。質問力って「言葉」をどうやって見つけるか、だと思ったりします。
スキルとかもあるけれど、話をしている人や話をしない人が何を求めているのかを発見してもらう為に、色々なボールを投げてみる。相手の興味・関心を「言葉」の中から見つけてみる。そんなことじゃないでしょうかね。ロジックとかで導けるものもあるけれど、そうした結果が結局は新しい発見というよりは、これまでと同じ結論に導くこともある。それじゃー、つまらない。

なーんて、ちょっと偉そうなレビューをしてみました。

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