Sunday, December 28, 2008

指先を切ったとしても・・・

ただいま年末大掃除中です。

日頃掃除しているものの、窓ガラスを拭いたり網戸を洗ったりすることはさすがにないので、どんどんと部屋がすっきりしていくことを実感します。年末に掃除するっていうのは一年の垢を落として、こうして迎えうる年を準備するためのものなのでしょうね。

さてお部屋の中だけではなくて、会社PCファイルや写真の整理も昨日から黙々と進行しています。様々な資料やデータをなにげにバラバラと保存したりメール添付したままだったりしているので(これは普段から整理してない私が悪い・・・)、自宅のMacと各メールアカウントから、延々とDLしているところ。写真はこれまた方方から集めて、WEBアルバムにUP中。そうして、かつては掃除中に捨てる為の雑誌を読み込んで時間が流れてしまったように、UPしている写真を見ながら一年を思い返して時間が経過しています・・・(いやん、だから進まない・・・爆爆爆)。

そんな中で写真を眺めて気がつくと、私の08年は7月頃から活発化してきているようです(笑)。

今年の前半のことは自分でも自覚するほど、近代稀に見ぬほど本当に精神的にキツイ時間を過ごしたので、ほとんど写真やら特筆する出来事がありません。たま~に見つける写真やそれに伴う記憶ですら、あまりリアルな体験として記憶ができてない(その日、自分が何を感じて何を話ししていたのかってことすら)ので、やっぱりどこか自分じゃなかったんでしょう、そもそも写真の中の自分の顔、目が笑ってない・・・。当時を思い返しても、多くの友人達に心配かけるばかりの毎日だったし、正直主治医の先生からは精神安定剤を処方していただいたし(→今だから言える話だわ。。。苦笑)。

で、こうやって写真を見ながら一年を振り返ると、自分を取り戻したであろうきっかけが結構明確になります。今年後半、私が私を取り戻すことができたありがたい出会いがあったことを今更ながらに実感できました。

残念ながら全く色っぽい話でも艶っぽい話でもないのだけど(爆爆爆)、人としてとても波長があう人とご一緒する機会をもつことが再び「私」を取り戻すいいきっかけとなったのでしょう。なによりも「日々、感謝することの大切さ」をシェアできる相手が傍にいてくれたことが、私自身の立ち直りに大きな影響を与えてくれたような気がします。その人とのやりとりには「感謝の言葉」がいっぱいあって、荒んだり篭っていた自分の心には、すごい大きなものを与えてくれたし、私が信じるものをまるごと「それでいいんですよ」って無条件に思い出させてくれました。本当、こうして振り返りつつ彼には感謝しなければいけないなぁと・・・(本人には調子に乗られそうな気がするので、伝えるつもりはないけど・・・苦笑)。

先日読んだ雑誌の中に、すごく心に残る言葉を見つけました(で、やっぱりメモ魔な私)。

「片腕を切り落とすくらいの重症ではなくて、指の先を切っただけでも、動作がスムーズにできなくなる。小さな悩みだって、その人にとっては大事なこと。それを掬い(=救い)とって、そういうことあるよね、って言う自分でありたい」。

相手の基準ではなくて自分の基準でみて、「もっと大変な人や不幸な人いるから頑張りなよ」って言ってしまうこと、確実にあると思うのです。でも悩んでいる当人にとっては、頑張っているのだもの・・・、頑張れって言葉、実は重いのですよね。よかれと思って自分にアドバイスを与えたくれている相手の基準がどうであれ、悩んでいる相手にとっては比較論じゃなくて、「辛い」ってHelp信号を送ってくれた自分をどれだけ「まるごと受け入れてくれるか」が重要なことだとも思うなぁと。解決策の提示ではなく、同調というかそのままでいいっていってもらえる方が安心できるってことを今年は実体験として学ばせてもらいました。

私にとって08年の前半、本当に辛かったしダメダメな自分だったとは自覚。色んな要因も重なって、ほぼ人間不信に陥った時期もあったし(味方が敵かしか人間関係の基準がなくなっていた)、本当に「私」じゃなかった。でも、だからこそ知り学んだことも多かったし、さらに強固に「私」を取り戻すきっかけになったと思うからオーライかなぁと。自分が今後、進むべき道もなんとなくだけど見えてきた気がする...

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