Sunday, October 10, 2010

アートセミナー「Edgar Degas」(その1)

供の時からバレエを習っていたので、Edgar Degasは大好きな画家。友人からの私へのお土産やらプレゼントとしていただくものも「Dancer」シリーズの描かれているものが多かったので、なにげに色々なグッズが身の回りに多数保有しております。

Degasは、印象派の画家に区分されているものの、モネやピサロと比較するとなんだか特徴が違うな〜、なんて漠然と思っていた所、本日のレクチャーで明確な「印象派」の定義を教えてもらいました。
- natural light
- painted directly from nature; outside
- interesting "landscape"

なるほど、どうやら全てのおいて「自然」がkeywordな時代ってことですな。というわけで、「デッサン」よりも「色」に注力して表現するのが、彼らの特徴(ということは、きっと犬に
は見えない世界なのね、この時代...)。が一方の、Degasは?
- Human figure
- inside
- draughtsman

完全真逆じゃん(笑)。

前述した通り、私は「Dancer」シリーズに親しんできたのだけど、先生の視点で今一度作品を観てみると何やらこれまでの見方と違った「人間臭い」部分に気づく事ができます。

華やかな踊り子ではなく、彼の興味は人間の裏の部分。スポットライトを浴びるエトワールを見守るパトロンの姿、ダンサー試験に随行する母親、楽屋でダンサーの品定めをするディレクター、当時あまり階級が高くなかった職業に疲れ果て、日々に退屈しているダンサー達。うわ〜、彼のテーマってそんな世界感だったのだね〜。

Common Theme; "Boredom"(仏:Ennui)
Dogas depicts "boredom" and "alienation" through image of modern life.

いや〜、面白い!!

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