Wednesday, December 15, 2010

アートセミナー「Edgar Degas」(再び)

今月末まで開催している「ドガ展@横浜美術館」。いつもアート展にご一緒している相棒(お笑いみたいだ...w)のスケジュールがいまだクリアではないので、果たして私はいけるのかとだんだんと心配になりつつも、10月のM先生に引き続きS先生のクラスを受講してきました。いい意味で、比較できておもろいね〜。

辛口トークが売り(と、私が勝手に思っている)のS先生のクラス、やっぱり聞いているだけで興味深くて楽しい。アート史直球のM先生とはいい意味で逆の内容の講義で、私にとっては2回目のDegas講義なのだけど、やっぱりいい刺激になりました。

結局、アートというものはこうして学びを与えてくれる人がどんなことを伝えてくれようと、どんな解釈をしていようと知識の集合体でしかなくて、もしくは個人の意見でしかないのかもしれない。最終的には画家の心にどれだけリーチすることができるのかは、脳ではなくて心でどれだけ触れ合えるのかが大切なのではないか、と思うのです。とはいってもね、もちろん、知識があってこそって部分はあると思うから、勉強はするし講義は楽しんで&率先してうけたいって思う(笑)。そういう意味では、絵画のテクニックと一緒なのかもしれません。

絶対的な程、技術があり絵がうまいアングルに学びを得たドガのデッサン力。印象派の中でもおそらくその技術力は一二を争うのだと思います。初期の絵画の巧さ...やっぱり何度見ても素晴らしいのです。でも、それより何より特筆すべきは彼の「偏屈」と言われているであろう視点。やはり斬新であり、革命的であり、新しいんだよな〜。だって、この時代は日本においての鎖国がとかれた時ですよ!!!ありえない。

1853年がペリー来航。1855年にパリ万博。そんなことを思って、彼の作品も見つめた時、やっぱりその影響度合いを知るに至りつつ、はかりしれない面白さを感じます。今回の講義で何度となくでてきた「北斎漫画」を私もみてみたくなっちゃった。それこそ逆輸入視点だよね(笑。

今年は本当に、自分の好きなインプットを受ける時間に徹する事ができたなって改めて思う。
さて、英語の勉強いってきます!

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