Saturday, July 02, 2011

「ゲンスブールと女たち」(2011仏米)

年末に春公開を知ってからずっと楽しみにしていた「ゲンスブール」nightに行ってきました。Bunkamura が半年閉館するらしいので、今回に限っては遅れちゃいかんと滑り込み。やけに女子率が高いな〜と思っていたら、なんと映画デーでもあったらしくほぼ館内はフルフルでございました。

さて、楽しみにしていた映画の感想。


うーーん、個人的にはちょっと未消化。"隣の人"は終わるなりに30点と言っていたけど(苦笑)、男の人の感覚でもそういうものか。。。

女性との関係性については、今も相手がまだ生存しているから意識しているのかなって思うくらい心理的な踏み込みが足りないな〜って思ったかな〜。魅かれあい、つながりあった二人には、きっと「刺激を与えあう」なんらかのものがあったはずだろうけど、ちょっと表面的なところで作られていたような。。。どこか不細工な容姿のトラウマにだけフォーカスされていて、これまた残念。もっともっと、彼の創作活動への葛藤とか、ずっとぬぐい去れなかった孤独感とか、そういう部分のアーティストな視点で観たかったな〜。うーん、うーん...。

とはいえ、映画の作り込みはとってもフランス的。彼の内面として描かれるアニメーションとの融合加減もとてもフランスっぽかった。うーん、もう一歩。。。

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