Monday, August 16, 2010

「女は人生で三度、生まれ変わる」 (ローアン・ブリゼンディーン 著)

著者がエピローグでまとめとして使っていた言葉に「自分の生物学的な働きを理解することはよりよい未来への計画をたてる力になる」というのがありました。

これまでの自分の人生を振返りつつこの本を読んでみると、確かに頷くばかりの本書。子供時代、お人形遊びが好きだったこと、学生時代、友達とおしゃべりすることに今の自分でも呆れるくらいエネルギーをかけていたこと、付き合っていた彼に会いたいが為に国境を何度も渡ることができたこと。すべてこの女性脳によってコントロール(言い方悪いけど)されていたことだったんですね(笑)。

多くの女性友人に「Miyuって女性っぽい」って言われることが多いけど、なんのこっちゃない多かれ少なかれ、みんな女性であれば同じ傾向なんじゃないかな。私はきっとそれが「しっかり」と出ているだけ?(笑)

コミュニケーションの仕事をしていると、「女性」が活躍しているという印象が強いけど、これもやっぱり「脳」の影響。女性脳の方が「共感」したり「相手の感情をくみとったり」ということを本能的に欲しているから、ある意味職種とのマッチングがいいのでしょう。一方の「男性」脳を一言でいうと「闘争か逃走」なのだそう。これもまた、思い当たる事あるよね〜(苦笑。

「男はこう感じる、女はこう感じる」的な発想原点の本はこれまでにもあったけど、こうして「生物学的関連からの脳」にフォーカスして描かれた本というのは、なにげに初めてな気がします。男性脳との比較論というよりも、年齢や各人生ステージによって変化しているフェロモンやホルモンの影響等は、前述したように自らと置き換えるととても興味深いし、合点がいくものだったし、これから私が生きていく上で非常に参考になるというか、知っておいていいことのような気がしました。それと幼少時代にどう育ったかというのが、自らの発育状態よりも当時の母の心の状態が多分に影響しているということも、この本を読んだ大きな収穫。同じ環境で育った兄弟姉妹だというのに、なぜ考え方や生き方の選択が違うのか、そんなことにもひとつの考えを与えてくれたように思います。当然、脳だけでは解決できない話だけれど、いち外部要因にはなるものね。

なにはともあれ、最初のページで描かれている表は、これからの女の人生で見直しながら自分を肯定してあげたいと思います(笑)。そして男性脳は違うという前提で「パートナー」たる相手に接していかねば、"もっともっと”を主張するだけの女になってしまうね。気をつけなきゃ〜。w

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