Tuesday, August 10, 2010

「ネイチャー・センス展」@森美術館

作品テーマが「雪」だというのに、その場にいる時間はとっても"ほんわか"気分になりました。

北海道の雪国育ちであまり「雪」にいい思い出をもたない環境で育ったというのに、こんな気持ちで「雪」を感じるってなんだか不思議だな〜って、しみじみ。でも一方で、こういった「自然」が傍にあったこれまでの時間に感謝って、感じかな〜って、地味に思いました。だって、この哀愁というか懐古的な感情って、きっと経験なき人にはわからないもの。。。

吉岡徳仁さんの作品は、ただただ「白」を感じ、イノセンスなものでした。それは、自分がどこかで失ってしまったものでもある静寂。だからこそ、とても尊くて、涙が出そうになった瞬間でした。「美しさ」って、静寂という自然界にあるんだよね。。。

篠田太郎さんが作り出した世界は、なによりもの「5感」スタート。私がとってもインスピレーションを感じたのは、今回の展示会で紹介された最後の作品であり、香り(嗅覚)がそこにあったこと。ついつい、監視員として座っていたキュレイターに「この香りって?」と尋ねてしまったくらいです。知ってる香りなんだけど、わからなかったんですよね。。とっても、身
近にありすぎて(苦笑。最終的にキュレイターを見つけた知ることになったその香り...ある意味衝撃でした。そして、言いたくない!!!!)

栗林 隆さんが作り出した世界は、これまた私にとっての大きな衝撃であり刺激。視点を変えることの意味深さを感じたし、自分自身の変化を意識した時に出会った事には意味があるのだと思います。だからこそ、見つけたいのです、その意味とは。。きっと意味があるはずだよね。

どちらにせよ、まったり楽しめる時間。涼みたいだけの人も十分なはず。w
足を運んでみてね!

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