Saturday, August 21, 2010

「インセプション」(2010)

夢とは何だろう。

1900年代初頭に、フロイトが発表した「夢判断」はピカソやダリといったアーティストに多大なる影響を与えたという。それまで、絵画の世界では「そこにあるものを描く」「神話の世界を描く」というストーリーがあるものを描き続けてきたのが主たるもの。だからこそ、フロイトに始まる「シュールリアリズム」という無意識の世界を描くという試みは、それらを手がけた画家たちがあまりにも先を行き過ぎ、そしてあまりにも画期的だったからこそ、なかなか受け入れられるには時間がかかったに違いない。

学生時代、初めて「心理学」たるものに触れた時、やはり最初に導かれたのがこの「無意識」の世界だった。そこはあまりにも未開すぎるのだけど、リアルな世界以上に意味をもっているのではないか、といったアプローチは当時の私にとってあまりにも新鮮だったことを記憶している。もともと友人の中では、かなりのリアリストで生きてきた私としても、コントロールできない世界(深層心理ともいえるのかしら?)を自分の中に見つけることがとても興味深くて、色々な本をむさぼるように読んでいたし。

なんて記憶が、ぶわ〜っと蘇ったのが本日の映画「インセプション」。

正直、ストーリー展開が難解だったのと中だるみしたのは隠せないけれど、「夢と現実」をいったりきたりしている感覚は、そう悪いものではないな、と(苦笑)。見終わった時に「満足度100%!」って気分になるかというとそれはちょっと違うけど、でも映像やストーリー展開等、エンタメとして十分楽しませてもらえたから、私としてはひとまず合格点かな。あぢー夏には、こんな時間もあっていいかもなんて思えたよ。

最近、めちゃめちゃ健康生活の私。
ゴールデンタイム(22-2時)になにげに床についている自分に拍手(そういや夜遊びしてないし、自炊生活続いてる!!!w)。
今日もいい夢みれるかな?
せめて夢では会いたい人に会えるといいな〜。うひょ

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