Sunday, September 05, 2010

「SEX AND THE CITY キャリーの日記」

小学校の卒業文集に書いた「将来の夢」を、皆さんは覚えていますか?

テレビ番組だと「恥ずかしいもの発掘コーナー」みたいなものでその文集がだされて、本人が真っ赤になる...なんてシーンがよくあるけれど、なにげに私はしっかり覚えていたりするんですよね(笑)。当時、何故その職業を思いついて書いたのだろうと不思議でならなかったし、本当になりたかったのか、と言われると「たんなる思いつき」だったりもしたのだけど、明確に意思をもって書いたことは覚えていて且つどこかで「なんでやろ?」とも思ってたことも覚えてる。。。

てことで、私はそこに「小説家(物書き)」って書きました。小学校6年生の私、自分の将来をなんだと思っていたのでしょう(それはもう忘れている。苦笑)。昔も変わらず本の虫だったから?当時から論文やポエム含めて、文章を書くのが好きだったから?そういや日記もずっとつけていたっけ。だからだったのかな〜。

でも、12歳のその時点より前に振返ると、ずーっと「バレリーナ」って言っていたのに、「私には才能がない」って思っていた頃なのかもしれないって、今なら冷静に思えます。ちょうど外部の講習会を受けはじめたり、一緒に踊っていたメンバーが海外のコンクールに挑戦して入賞したりしていて、それと比べての自分ってという現実の目の当たりにしたしな〜。ま、12歳ながらに色々考えていて揺れまくっていた頃なのだろうね。といいつつも、明確にどうなりたいかってことを「選択して書けた」ことは、今の私からしてみると拍手喝采って感じ。w

この「SEX AND THE CITY キャリーの日記」は、誰もが知っているであろう「SATC」の主演でもあるキャリーが17歳(ハイスクール)の時の、いわば青春小説。アメリカ国内では「ヤングアダルト」向けのコーナーでの発売だったことも、よくわかる内容だよね。80年代に高校時代を過ごした人にとっては、さらに懐かしいのだろうし、留学経験がある人ならなおさらかもしれない。私は映画でしか知ることができない学生時代のアメリカでの生活、なんだか非現実的でもあrり、なぜか懐かしくもあり、そういう意味でも楽しむことができました。

設定は、ドラマとちょっと違う部分もあるのだけど、キャリー自体はドラマのサラを思い浮かべながらも十分味わうことができるし、私たちが知りうる彼女のバッググラウンドな感じでもあり、既に続編が執筆されているという最後の場面ではドラマで生涯の友となる友人との出会いなんかも触れられていて、ちょっと次作が楽しみになりました。そういえば現在も公開中の映画の冒頭部分にもつながるところかもね。(^^)

思えば高校時代の友達って、あんなに沢山の時間を共有したはずなのに年賀状の友でしかない私。当然、転校を繰り返したから共通の思い出も持ち続けているのは難しいのはわかっているし、懐かしいからといって「あの日」に戻りたいとは全く思わないものの、ちょっとだけセンチメンタル気分?友人Dちゃんが昨今、高校時代の友人と再会して楽しそうにしているのを見てることもあるのかもね。

SATCファンで、活字好きな方にはおすすめ。
ドラマ(映像)好きな方には、ちょっと消化不良かな。

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