Wednesday, May 06, 2009

「グラン・トリノ」(2008)

実は。。。始まってから20分後に「???」状態。なぜなら、観ようと思っていた作品と違ったことに気付いてしまったのです・・・(爆)。GWだし、軽めの作品って思って選択したはずなのに、実はすごく重いテーマの作品がそこに。。。うごご。

がしかし。

この作品。クリント・イーストウッドが最後の主演作品か、と言われていると後で知って妙に納得、すごく深い映画でした。前半はシンプルでありコミカル。偏屈な白人の老人が明らかの偏見をもっているアジア系の少年とが、心の深い部分でコミュニケーションが成立していく過程は必然だろうと感じられるくらい温かいもの。肉親ではなく、「近くの他人」がより近くに感じることがあるって気持ち、なんだかすごく人間臭くていいなって思いました(おばちゃんから、そんなことを言ってもらったこともちと過る。。。w)。

そして、すごく人間を人間として昇華させているエンディング。どうやって自らの最終章を終えればいいのか悩んでいた老人と、これから自分という時間と向き合って生きてゆく少年。二人をつなぐ一台の「グラン・トリノ」が、観客たちに明るい明日と希望を与えてくれたに違いありません。

私の誤選択は、偶然なのか必然なのか。
いい映画でした。
http://wwws.warnerbros.co.jp/grantorino/

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