Saturday, January 29, 2011

「世迷いごと」(マツコ・デラックス 著)

我ながらタレント本と呼ばれる書籍を買うことはほとんどないので、「マジっすか?」と自ら突っ込みすらいれたくなりながら手にした冊です。でも、とっても人間として正直なマツコ・デラックス、気になるんですよね〜。毒舌と言われているけど、彼女(彼?)には間違いなく愛があるから。

今回取り上げられている女性たち。彼女の本性を見抜く力はやっぱり絶大で、思わず「わかるぅ〜」と同意したくなる指摘ばかり。でも、自分では見つけられなかったその"見方"をズバリ言い当てているこの人の才能って、ただものではないと思いました。誰も同意はできるけど、自ら言葉にする(的確な表現を見つける)って、思っている以上にできないものだものね。だからこの人の才能はやっぱり秀でているし、頭がいいのだと思う。

一冊読み終えてみると、同じ年代を生きてきたんだな〜ってことも同時に感じたりしました。どんなに人気があって、マーケティングを仕事とする私としては興味をもってチェックしているタレントさんであっても、実は冷静にというか危機感する感じている人たちを彼女は的確に言い当てていたりする。それはマスメディアが元気な時代のアイドルや俳優(女優)という存在を見てきたが故の違和感だろうけど、実はあまり意識していなかったりする。

彼女の洞察力。やっぱり注目しておこう。

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