Wednesday, January 26, 2011

コンペイ糖の輝き

モネといえば、睡蓮が有名だけど、今回の展覧会ではなんとなく積み藁がひとつのテーマであったようにも感じます。ご一緒したいつもの相棒さんが、写真と作品を交互に見入っていたのも面白かったし。きっと何かをそこになにか気になる視点を(動物的に?)感じたのだろうな〜。

しかし、この何の変哲もない積み藁というテーマを、モネはどうしてこんなにも好んで描いたのでしょうか。確かに日本の影響を色濃くうけていた彼だからこそっていうのもあるだろうけど(思えば、浮世絵にはよく出てくるアイテムですよね)、なんでもない世界の断片をそこにみたような気がしつつ、それでもやっぱりそこは静寂を感じつつ、光の温かさと空気の動きでさえも感じることができる。美しいな〜。

光の具合は、コンペイ糖のようでなんだかキラキラしていて、細かな粒子が光を当てられたようにも感じました。美味しそう(笑。

なんだか穏やかな気持ちになれた展覧会。
来月中旬で終了とのことですが、なんだか昨日はすでに並ぶ事なく、ゆっくりと鑑賞可能でしたよ。
お時間あれば、是非。

モネとジヴェルニーの画家たち http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/10_monet/index.html

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