Saturday, November 06, 2010

「人間味という味が、いちばん美味しい -料理人名語録-」

6月のコンサートでお世話になったマスヒロさんの著書。毎度ながら、事務所から拝借してきました。

コンサートの準備中も、お食事をご一緒したり話を伺う機会も多かったので(たぶん、ちょうど執筆していた時期と重なっていたからか)、「あ、聞いたことある!」ってこともあったのだけど、今回のこの一冊は料理人(特に言葉)にフォーカスした内容でもあり、一人一人の思いとか背景を知ることができたので興味深かったなぁ。

実際にサービスされるお料理については、結局のところ主観に頼るものだから個々の好みに左右されることも正直あると思うけど、どういう料理人がどういう思いで作っているのか、仕事に向き合っているのかという事実は、タイトル通り誰がなんといっても共通認識として「いちばん美味しい」と言えるのかもしれない。事実、ここに登場した料理人の思いを知って、もう一度足を運んでみたいな〜なんて思う私がいたりして(笑)。

そういえば、マスヒロさんから今年の1月の食事会で教えていただいた言葉が、本書にも書かれていました。

「コンヴィヴィアリテ(Convivialite)」。
フランス語で、"食卓を囲む一期一会の楽しさ。共に生きる事、共に食べる事" の意味だそうです。料理というのは、会話の媒介。人と人をつなぐものこそが料理。楽しいな、一緒にいてよかったな、と思える相手と食事をすることが一番おいしい。

一回一回の食事、やっぱり大切にしなきゃ。
誰と食べるか、重要だよね。

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