Thursday, February 18, 2010

「OTELLO」(オテロ)

二期会「オテロ(http://www.nikikai.net/lineup/otello/index.html)に行ってきました。

心理劇オペラとして有名な「オテロ」ですが、今回の白川さん演出の舞台はとてもシンプルでストーリーに集中するのに、とても効果的でよかったと個人的には思いました(「地味だよ」と某友人から聞いていたのだけど。汗)。特に第2幕で使われていた赤い布。オテロの怒りだったり決意だったり、時には死を感じさせる血の色だったり。色んな意味で表現されていたな〜、なんて。

あとはやっぱり、ヴェルディの音楽がもつ力でしょうか。壮大で重々しい。とてもストーリー展開を表現していて素晴らしい。舞台があがった瞬間の海のざわめき、オテロが苦しみながら妻の部屋にはいってくる時の荒々しさ。とても美しい旋律だったな〜。

ストーリー。

女子としては、やはり理解しがたい・・・、というか「嫌だ」(爆)。友人は「あの時代の女性の存在意義としては、ああなっちゃうもんだし、そもそも『死』がネガティブなものでなかったしね〜」なんて言ってたけど、勝手に思い込みで殺されちゃった妻がかわいそすぎる、としか私には思えないな〜(→完全に、女子目線の感情的なものだけど。w)。ぶーぶー

日本のオペラ、きっとまだまだ面白くなりそう。
いい夜でした。

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