Thursday, September 22, 2011

15年前の私。

大学時代、「文化人類学」や「人間行動学」、「臨床心理学」や「児童心理学」なんて分野を勉強していた私ではありますが、卒業後に初めて入社した会社で配属された部署は「広告宣伝部」でした。

当時の流行のひとつでもあったマーケティングやら商学系を学んでなかった私にとっては青天の霹靂のごとく、日々の言葉が日本語のはずなのに全くわからないし、上司は「乾いた雑巾だって絞れば何かでるんだから企画を考えろ!」なんて厳しくって毎週企画書書かされてたし、休日は返上・夜は午前様続きが現実。そんなこともあって、毎日よくトイレに籠って悔しくて悔しく、泣いていたなー(苦笑)。周りには華やかな仕事としてうらやましがられたけど、本当毎日が苦痛だった。。。

会社のサービスが始まる前に行われたイベントに一人で立ち合いに行かされて(今でいうとベンチャーだったので)、届くはずのリーフレットやポスターは届いていなくて大パニック。おまけにリリース前のことをガンガン聞かれるし、電話でヘルプを求めた上司にほっとかれるばかりか電話にもでてもらえず、助けてくれる訳もなく、これまた泣きそうになっていたところに現れた広告代理店の営業だったTさん。今でもリアルに記憶しています、どれだけ来てくれたことだけで救われたことか。ありがたかったな、まるで王子様!!(w

そして。

そのTさんから、本日メールをいただきました。実に15年ぶりの接点です。当時、彼が所属していた汐留の会社が分社化したのを機に東京に戻って以来だったんだよなー。当時はメールっていうツールすらなかったから、初のメール。なんだか感慨深いです。

たぶん15年もたっているから、自分の記憶で美化されているとは思うのだけど、それでもやっぱりTさんは私にとっての恩人であり、いつも私を導いてくれたメンターさん。ほんの短い間だったけれど、ベースになる自分を気づかせてくれたお兄さん。彼が東京に旅立つ日の前日に、実の兄が結婚して嫁にとられてしまったかのごとく号泣した私、かわいかったな。w

こうして懐かしい人と接するといっきに当時の自分になる私がいる一方で、「頑張ったんだね」といってもらえる自分で居続けるためにもう少しだけでも頑張りたいと思う。いや、まだまだ頑張れる...と思う。

...まずは、この声なおさなきゃ。
風邪が悪化。多分、私。すごい声です...爆爆爆。

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