Monday, June 21, 2010

「デザインの生態学―新しいデザインの教科書」

久々に苦戦した一冊。かなり抽象的で哲学書を読んでいる気分になったけど、なんとか読破です。

一番興味深かったのが、「アフォーダンス」という理論。アフォーダンスとは、もともとは米国の心理学者ギブソンの造語であり、その概念の日本への紹介は、東大の佐々木正人教授が中心になって行われてきたのだそうです(この共著の一人でもある)。

でもって理論内容としては、そこにあるものに自然に反応するという概念であって、取扱説明書が必要のない「反応デザイン」のことをいうらしい。という意味では、アップルのジョブズの発想に近いのか?

が、この概念で考えていると、意外と私たちの身の回りにはこの理論に基づいて、人間は行動(反応)していることに気づきます。ぷちぷちを見ればどうしてもプチプチしたくなる衝動にかられる、ペンをもつと回したくなる、テンピュール枕をみると押したくなる、個人的には友人Tクンの穴あきジーンズをみると手を入れたくなる(爆。なるほど、面白いね〜。

本は地味に半分くらいしか理解できてないかも。
ちょっと時間をおいて、もう一度読んでみようかな〜。

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