Tuesday, July 16, 2013

"Marie-Agnes Gillot"

彼女を最初に観たのは、初めてのガルニエの「ラ・バヤデール」でした。

今からおそらく15年以上前のこと。当時、同じスタジオでレッスンしていたRさんと一緒のParisで、Yちゃんとオペラ座前で待ち合わせをして 一緒にVin chaudを飲みました。その時初めて、"chaud"が熱いという意味だってこと教えてもらって、なんかワクワクしたな〜。今もその時のカフェはサンジェルマンに健在で、渡仏のたびに一度は足を運んでしまう。やっぱり最初の記憶って強いんだね。w

さて、そんな訳で何度も足を運んだオペラ座。今宵はバスティーユに行ってきました。それもシーズン最後の日。演目は「シーニョ」とくれば...期待せざるをえません。なんといっても、エトワールにあがる前から大好きだったジローの当たり役なのですから。

ということで、30分程前に到着してシャンパーニュをいただきつつ、今日の配役表をチェック。でましたよ、きましたよ、ジローですよ、ジロー!!もうそれだけで胸いっぱいというか涙がうかぶ(→大げさ。。。)。でも、本当に嬉しい。あれから何度もオペラ座にはきているけど、一度もこの地で見ることできなかったから感激です。感動です!!!

シーニョは日本でも何度か上演されていますが、あいにくタイミングがあわず(というか、何故かいつも地方でばかり踊っている)観たことがなかった、いわばコンテンポラリーの作品。彼女がエトワールに任命されたのもこの演目でしたね。オペラ座史上初のクラシック演目以外での任命ということでニュースにもなっていました。そして、それがジロー。どちらかと言えば大柄で存在感がたっぷりの彼女だから、まさに2000年以降のエトワールなんでしょうね。

さてそんな訳で。

今夜の舞台は満席。舞台装置にだまされないくらいシンプルな緞帳があがって、動き始めるふたりの影。どんどん魅き込まれてのノンストップ90分。堪能いたしました!!今回はとても観やすい席だったこともあって、ジローをしっかり拝む(笑)こともできたし、さらにパワフルな彼女のエネルギーをいただいて、とっても私幸せです。

バレエってやっぱり素晴らしい。帰国したら真面目にレッスンいかなきゃ。w

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