Monday, April 04, 2011

「八日目の蝉」(角田光代 著)

今月末から映画公開となると松竹PRマン・Sさんにお会いした際に強烈にリコメンいただいた作品「八日目の蝉」。ストーリー自体にとても興味をもったので、読んでみました。なにげに単行本で小説を読むのは久しぶり。

ストーリーは序章をいれると3部構成。1部は母の視点。2部は17年後の娘の視点。双方がそれぞれの想いを抱えて、関わって生きているのが伝わってきます。

誘拐犯である母の愛と別れ、誘拐され育った娘の愛と別れ。この小説が言わんとしていることは、一体なんだったのだろう...と考えつつも、なんだか心の奥底にある"何か"がざわざわしました。

母娘ってなんだろう。

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