Saturday, March 13, 2010

「調香師の手帖」(中村祥二)

ふと友人と話をしていて気づいたのだけど、私の旅先の記憶も、大好きな人との記憶も、子供時代の記憶も、大抵がその瞬間・瞬間の香りと結びついているようです。そういや出張や旅先のホテルでお気に入りの香水を振りまいている姿をみた友人たちには「始まったっ!」と言われる私の定番行動らしく、ある意味「自分の匂いつけてる」動物的な人間にうつっていたみたい(笑)。だって、ホテルの匂い苦手なんだもの...。

最近、コスメなお仕事をお手伝いしたり、「嗅覚」専門の友人と話す機会が多いこともあって、なんとなくもう少し「香り」を知りたくて手にしたこの本。いや〜、久しぶりに面白くて興味深い本と出会いました。

香りを音階で表現できたり、言葉で表したり、癒されたり、創造できたり。なんだか「香り」を意識して生きてみたら、もっともっと違う世界を知ることができるかも〜、なんて思えた一冊です。嗅覚は使えば使うほど、磨かれるらしいし。

もうちょっと、違う関連本も読んでみようかな。

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