開演ギリギリで到着して席に座るなり始まった第1幕。ジゼルの友人たち、ヒラリオンの登場、ワクワク指数が高まります。アルブレヒトのマチアスが拍手に包まれると、いよいよドロテちゃんの登場です。いや〜、やっぱり愛らしくってカワイイな〜。
「ジゼル」はバレエの中でもとても古い作品で、一幕の村娘としての人間たるジゼルと二幕での白いバレエの象徴ともいえる妖精となったジゼルの対比たる演じ分けが何よりもの魅力の作品。そういう意味では、エトワールの演技力や観客を魅き込む力が試されるように思います。特に、一幕のジゼルの狂乱の場面は、えてもするとすごく心が冷めてしまう演者もいるし、これまでも何度となくそんな光景をみてきた私にとっても、とても期待する場面。そして、今回のドロテちゃんは予想を超えて、とても×2よかったし、なんだか心臓がバクバクしました。母親に向かって走り出す彼女。アルブレヒトの胸の中で崩れ落ちる彼女、カワイイだけではなくってこんな演技もできるんだ〜って改めて実感しました。素晴らしい。
パリオペの舞台を観る度に、コールドたちの一糸乱れぬ踊りに息をのみますが、やはり今夜も素敵でした。ウィリたちの強さが動きからガンガン伝わってきます。が、東京文化会館の床のつくりが悪いのかな〜。すっごい足音(トゥシューズではなく)がして、それが妙に気になりました。ガルニエではまったく気にならないから、やっぱり床のせいか〜。特に2幕の白いバレエだと「逆に演出か?」と思うくらいの音の大きさだったので、ちょっとだけマイナス...しかし、それは彼らのせいではないね(苦笑。
オペラも映画もいいけど、やっぱりバレエはいいな〜。
明日の朝は、自分が踊りにいこう。
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