Thursday, January 22, 2009

「戦略PR」(本田哲也 著)


会社に無記名の郵便物が届いた。ご時世がご時世なだけに、ドキドキしながら、開封してみると「な〜んだ、本田さんじゃん!!(笑)」。

というわけで、昨年もお世話になった某PR会社代表の本田さんが、新著「戦略PR」を送ってくださりました。で、早速拝読してみると、ページを開いて1分。どうやらこれ、昨年読んでいた「明日の広告(http://soeur-miyu.blogspot.com/2008/12/blog-post.html)」の兄弟本みたいです。最後に佐藤氏との対談なんかも掲載されていて、この業界に身を置くものとしては「すごい組あわせ」と素直に思ってしまいました。

対談の中にもでてくるのですが、「PR」と「広告」という領域はなんとなく一般の方には同義で語られるものの、どこか敵対しているというか、しっくりこない関係なんですよね。どちらも理解していて、うまく連携とりながらプロジェクトをすすめるって本当に難しい。完全なる私見ですが、「広告」出身者はどこかで「PRなんて」って思っている上に、提案内容も「広告枠」の域から抜け出すことが本当に難しいんだろうなって思うし、かといって「PR」出身者は、これまできっと日の当たる場所にいなかった(「広告代理店」に入社できなかった人が「PR代理店」にはいったという経緯もあるらしい)からなのか、変なプライドというか意地というか、やっぱりどこか敵対心を感じているみたい。コミュニケーションの役割が全く違うのにね。

というわけで、この二人の対談内容は、すごく「!」で、こんな理解ある「広告」と「PR」のプロと一緒に仕事できたらなんていいのだろう、と感じました。私はもともと「広告」出身ですが、いろんな流れの中で「マーケティングPR」という領域に出会い、「広告」との融合にとても興味をもったことがきっかけで、PRの基礎を知りたくて「アタッシェドプレス」の夜学に通ってみたり(当時勉強するのはそこくらいしかなかった)、広報担当の人に色々あって発想の違いを感じてみたり、プレスとよばれる職種の人たちの仕事手法をまねてみたりと手探りで今の仕事のスタイルを身につけた(それが正しいかわからない)けど、そうして結果、周囲が私をみる目は「PR(広報)」の人となってしまったようです(爆)。あくまでも「広告」出身なんだけどねぇぇ。

ま、どちらでもいいんだけど、区分されるよりは「広告」と「PR」の役割のつなぎも考えて、コミュニケーション考えるっていうのが、今の私にとってはすごくしっくりくる流れであって、それがどうにも実現できない(諸事情により。。。涙)のが悩ましいところ。ああ、そういう意味では、こんな二人と仕事してみたいというか、それこそ「カジュアル世論」を形成してもらって、領域の融合を「コミュニケーション部門(含むマーケティング)」関係者の「空気」をかえてほしいなぁ。。。(→すでに他力本願!?)

といいつつ、まず私は。。。マーケティングPRパートナーエージェンシー選定のRFP完成させなきゃ。
誰とお仕事するか。すごくすごく重要です。

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