Saturday, January 03, 2009

重要なのは「アクション」ではなく「リアクション」


最近、本や雑誌を読んで気になった言葉をメモする(それも手書きで手帳に)ようにしています。もともと元来、メモ魔な性格ではあるのだけど、これまで以上に何か心に残る言葉や発言を忘れたくないという現れなのでしょうか。それがどこの場にいる時であれ、何を読んでいる時であれ、ひとまず、手帳を開いて書き留める。そうしてそれを時々見返す。そうすると、自分が気になり書き留めた言葉から、自分の考えや心の奥で思ていたことを発見する、そんなことが続いています。ある意味、客観的に自分自身を見つめる為の策になっているのかな。

ということで、今回はこの言葉。

「重要なのはアクションではなくて、リアクション」

年末年始のお供になってくれた一冊、「旅する力」からの引用です。筆者である沢木氏が、ある漫画家からうけた言葉だそうです。自分の「アクション」ではなくて、相手を主体に考える「リアクション」の重要性。彼らが作り出す漫画やエッセイ/小説などの作品だけではなくて、仕事の進め方にも、今一度指針を与えてくれます。前職の上司が、私によく「自分が言ったとかメールをしたとかいうだけではなくて、相手がそれをうけて動いてくれて初めて自分の仕事は完了だぞ」と。今一度、この言葉、噛み締めたいとおもいます。

さて今回、この本を読み終えて、もう一度「深夜特急」を読み返したくなったし(テレビドラマだけでは秋足らず。。。)、正直また旅にでたくなりました。それも混沌とした場所。美しいだけではなく、人間が人間たる場所。人間臭い場所。きっと生きようとする人たちから、思いもよらないパワーをもらえるような気がする。

なんだか、今年の私の旅のことを考えていたら、ワクワクしてきました。
私は沢木さんのいう「旅する力」、もっているかな。。。

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