Sunday, March 25, 2012

「心を上手に透視する方法」(トルステン・ハーフェナー著)

人は誰しも、相手の心の中を知ることができたら、どんなに楽(らく)なんだろうと思ったことがあるのではないでしょうか。

誰もが社会生活を営むうちに自然と身につけるであろう「社交辞令」という大人技をどうやら私は欠如したまま成長してしまい、いつも「あああ、またやっちまった」ということが経験がばかり。まー、疑うよりはいいかって楽観的に思っていますが、そうは簡単に心の整理がつかないこともあります。むずかしいよね、心は。

ということで、今回の一冊。著者はマインドリーディングを職種としている、なんとも人間観察に長けている人物だということが読み進めていく毎にわかります。そして、なによりも勉強家だな〜と。マジック、マインドリーディング、NLP、カウンセリングといった全てのコミュニケーションに関する学術的アポローチを知り尽くしていて、それをいかに融合し「使う」っているという事実は本当に脱帽。なるほど、そういうアプローチってあるよねって思いながらもここまで徹底した観察眼をもつにはちょっとした時間がかかりそうです。

ちょっと実生活でそうそうに役立ちそうだと思ったのは「人は二つの指示を組み合わせると言うことを聞く」という裏技。確かにそうかも、って思ったし意外に意識的に使ってないわりに多発している技だな、と。

というわけで、ちょっと意識的に言葉を使ってみようと改めて思った一冊。
まだまだ学ぶことはいっぱいです。

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