Monday, March 12, 2012

「精神科医ヘンリー・カーターの憂鬱」(2008米)

大学時代の専攻が「心理学」系だったこともあって、私の周囲にはそのような職種の人が多いです。加えて、今の私の専門であるPRや広告といった仕事は「人の心を動かす」ことが大きな目的であるが故に、さらにそんな職種についている友人たちが多いのかも?

というわけで、この映画。納得するのですよねー、ほんと。

学生時代に本気でそちらの道に進もうかと、大学病院での実習含めて臨床心理にどっぷりいきそうにもなったけど、私は弱いタイプというか被験者にひき込まれ感情移入するから厳しいと、当時のゼミの先生に宣告されたっけ。そうして今もそう思うのです、影響されやすいのよ、私。w

前職含めて、心弱めた子には必ずなつかれる傾向があるのです。それはある意味、人間としては嬉しい事なのだけど、なにげに聞けば聞くほど、一緒に沈んでいく傾向があるのです。つまり、がっつん感情移入しちゃうんだろうな、ついついわかるよーなんて言いたくなる。だから、ダメなのですよ、職業にしては。なーんてことを、改めて感じた映画。だから、わかるよーーーーーって感じ(苦笑。

相手にしっかりと向き合いたいという気持ちはいつも変わりません。でも、それをつきつめるなら、ある程度の無関心って必要なんだよね。ヘンリー・カーターはそれが出来なかった。奥様の自殺によって、その扉があいたのかもしれない。

映画としては、まーまー。でも、色々考えさせてもらったという意味では◎。
時間があるなら、是非...ってすすめてないか?w

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