Sunday, March 20, 2011

10日間

未曾有の大災害が起きて、10日が過ぎました。
皆さん、お元気ですか? 心から皆さんの周囲の方もご無事なことを祈ってます。

お陰さまで私の家族、愛する人たちは、早い段階で無事を確認することができていたので、個人的にはホッとしていたものの、その後の悲しいニュースや一部友人のご家族の安否の確認や避難進捗などがクリアになるまでは、なんだか心がワサワサする毎日でした。

逞しき友人たちの温かさに支えられている自分を認識しつつ、一方で強くある自分でなければいけない時間・・・、自分の心の動きや人の思いを感じたこの10日間を経て、ようやくBlogの前にたとうかな、と思えるようになったので本日より復活です!どうやら更新が止まったことで心配してくださっていた方もいるみたいだし・・・(弱い私でごめんなさい)。

私にとってのこの10日間は、自身にとっても大きなショックを受けた時間でもありましたが、一方で溢れる情報と見えない現実との狭間の中で、様々なことを感じる機会でもありました。

地震発生後、被害状況もわからぬままに出発しなければいけなかった韓国出張。特に今回は、大学生数名を同行してのものだったので、余計に未確認な情報に左右されることとなりました。国内を離れている身としては、現地でのマス報道とSNS(FacebookやTwitterといったもの)でしか情報を得ることができません。そういった環境では、メディアで仕事をする身として恥ずべきことなら、正しい情報に枯渇してしまい、混乱してしまう。一方で学生たちも同じようにアクセスしているSNS情報によって、パニックとなってします。そんな背景において、「日本人なのにどうしてここに逃げてきているんだ」といった強いストレスから鬱状態になってしまうのは、想像するに難くありません。そうして、予想通り2日目にはすぐにそのような状況に・・・。

地味に自分もどこか後ろめたい思いでいたのは確かながら、私がここで何をできるのか、なんてことを延々と考えてみると、ただただ”いつもと変わらぬ自分でいる”こと、”彼らにとって安心感ある存在の大人である”こと、と思って、いつも以上に気にしてみたりして。前を歩く大人としては、きっと大切なことだと、信じつつペルソナ全開の数日間を送りました。そして、きっとその任務は成功したはず(自分をほめてあげたい)であり、彼らも笑顔で共に帰国。本当によかった。そして、この瞬間に一緒に時間を過ごした彼らを今後も見守ってあげたいなって思う。彼ら一人も一人も頑張ったもんね。

しかしですわ。

私のペルソナは、見破られる人にはやはりわかっていたらしく(苦笑)、帰国後早々に指摘されてしまうとは情けない。でも、わかっていてくれながら、私とのやりとりにのっかてくれた時間に本当に感謝したい、と思いました。本当にかなわない・・・。

でもね、その一方でなんて強い人なのだろうって尊敬の念すらおぼえていたちょう本人に帰国後会ってみたら、いつもと全然表情違っていて、彼の”実は”の状況を気づくことができなかった自分の感度の悪さを改めて反省することに。こんな時だから見えること、わかること、感じること。なんだか色々ある。

今回の一連の時間の中。優しさや温かさを与えてくれたあなたにあなたにあなたに・・・・感謝します。支えてくれてありがとう。
まだまだ被害の最中の方々に、私ができうることってなんだろう。 直接的ではないけれど、ポジティブに生きることが、私のできることなんだと思う。そして感謝の気持ちを忘れないことなのだと思う。

愛ある人に囲まれていることに感謝します。
今、笑顔でいれる自分の時間に感謝します。

そしてそして。

大好きな皆。
ありがとう。

No comments: