Friday, August 05, 2011

「Arrivée!」と同時の珍事件

空港から市内へは、エールフランス・シャトルを利用。30分に1本ペースなので、タイミングによっては、大層待つことになるのだけど、特に急ぐわけでもない旅の場合はこんな時間も全て楽しく思える私ってのは、つくづくノー天気なのかしら。

と思いつつ本を読みながらもぼーっとしていたら「日本の方ですか?まだ待ちますか?」といきなり声をかけられる。なにやら名古屋からいらした一人旅の方らしく、先ほどから横でため息いっぱいに座っていた女性。「このバス時間通りにいつもこないし、イライラしても無駄ですよ〜」とお伝えすると、またもブツブツ。ありゃりゃ、この国でいらついてもしょうがないのにね(笑。

そんなこんなで待つこと30分。シャトルが着いたので乗り込んでみたところ、なんと先ほどの女性が「横いいですか」と座り込んできた。こんなに空いているのに...と思いつつも、まぁ〜しょうがないか、と思って「どうぞ」と言ってみたところ。いや〜、色々話し続けるこの女性。話し相手が欲しかったのかしらね。

ここで私が知った事実(というか彼女が話続けた内容)。
・彼女が昨年末で仕事を退職して今、フリーなこと

・名古屋に住んでいて、毎年マイルをつかってフランス(特にプロバンス地方)にきていること
・今回は成田からのエアを間違って手配して、30000円かけて名古屋から飛んできてお金がかかって不満なこと
・暑がりなこと
・パリは毎回1日しか泊まらないので、夜ご飯を食べたことがないこと
・旅行をしたいから、仕事は派遣がいいと思っていること
・明日のチケットを買ってないから、友達に何時に行くと伝えてないこと
・今回は3週間ステイの予定だけど、あまりお金がないから楽しくないこと  etc....

と、たぶん1時間近く横でしゃべってたな〜(苦笑。
そしてひたすら「お金がない」「フランス人は適当過ぎる」「雨が降っているのがイヤだ」「暑いのがイヤだ」とネガティブなことばっかり言っておった。あああ、負のオーラがぁぁぁ。

せっかくの到着初日。出来る限り楽しんだり、ワクワクしていた方がいいのにな、なんて彼女に対して思いつつ、モンパルナス到着後早々に「よい旅を!」といって逃げたのは、他ならぬ私でございます。

名古屋の彼女がブツブツ言い続けていたスコールのような雨も止みました。
これより今回の旅の始まりです!

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