Monday, May 24, 2010

「私的ブランド論」(秦郷次郎 著)

いまさら読んでるのか...と言われそうなくらい著者の秦さんの立場も現在では変わってしまいましたが、ちょっとしたご縁もあって事務所にあった本をひっぱりだしてきました。

「ブランドストーリーを知ると、よりブランドへの愛着が深まる」と以前読んだ本にも書いてありましたが、こうして生い立ち的な部分を改めて追いかけてみると、そのブランドのもつ価値が高まることを実感します。私ももちろんこのブランドの顧客の一人だけど、ここで秦さんが書かれている「日本人は買うも買わないも理由がいる」という指摘には、思わず笑ってしまいました。そう、そうって(笑。

以前、これと同じような本で「グッチ」のお家騒動的ブランド本を読みましたが、それよりもこちらはブランド形成にフォーカスしているビジネスよりでした。これを新入社員や中途採用の社員に読ませているという話もそういう意味では理解できます。

しかし、やはり色んな意味で創業者そしてその時のエネルギーというものは素晴らしいと思いました。近いところでその姿をみていたら、それこそ「背中をみて学ぶ」ことができたんだろうし、刺激的だったんだろうな。

一度生で話を聞いてみたいものです。

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