Monday, May 17, 2010

なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?

自分でいうのもなんですが、この本の区分でいくと私はきっと「できる人」の部類で生きてきたのだと思う。

別にお勉強がとりたてて「できる」方ではないけれど、思い起こせばよく学校でもバレエでも先生に褒められて(成功体験)育ったし、「○○ちゃんに教えてあげてね」という学ぶ機会を与えてもらっていたし、なにより理解力が早い方だったのでスピードで生きてきたようにも思う(私の文書咀嚼能力は未だに褒められる)。社会人になってからも、(仕事上)スピード感ある人たちとの仕事が多かったし、私自身も上司に恵まれて最初のうちからきっちりゴール設定しながら仕事をすすめる習慣づいたし、そのうえでそれでうまくいかないときはどうしたらいいのか、ってことを自発的に応用する力もつけてもらった。本当にある意味、環境要因が大きいものの、この本を読みながら改めて自分のこれまでの行動や後輩への指導方法に「ああ、そうか」って、反省することも多々。

今、とある案件で「本部側がそこで働く面々のモチベーションを高めるためのコミュニケーション手法」について模索しているところなのだけど、ここに書かれている事には、そのヒントの種になることがあったように思う。「コーチングをうけて、なぜ改善できないという人がいるけれど、コーチングは自分で考えるためのヒントをもらう為のスタートであり、それで終わりなのではない」というようなことが書かれていたけど、まさにそれ。

私はこの本からもらった種をどうやって活かしてこの案件をデザインするのか、今日はそんなことを考える一日にしよう。

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