Saturday, January 05, 2013

hareng(鰊)

昨今、流行の「食育」という言葉がありますが、我が家は間違いなく"がっつん食育"を実践していた家だったのだと思います。 

それは間違いなく母の力。そしてそのことについて当然のごとく感謝し母のモチベーションを持ち続ける気持ちをもたせていた父の力。自分で言うのもなんですが、私はきっとそんな得難い「愛情」に恵まれて生きてきたのかもしれません。

私の子供の頃の記憶、なにげに食卓に結びついています。転勤(転校)が多かったからなのかな〜、本当に家族の結びつきが強かったし、そういう気持ちにさせてくれようとしていたんだろうなって、今だから思う。万が一、学校がダメだとしても戻る場所ある。"北極星"である自分の家を見失わなければ、自分は大丈夫って思っていられたのは、きっとこの二人の親だからこそだったのでしょう。

姉には呆れられるほどの「パパッ子、ママッ子」だったので、どれだけ大人になっても週末は両親とオニギリと卵焼きとウインナーをもってドライブに連れて行ってもらうのが大好きだったし、その味はやっぱり忘れがたいもの。あ、やっぱりここでも「食育」やねん。w
 
子供時代。母はびっくりするくらいアルコールがダメな人だったので、"お肉を柔らかくするのよ"といっては、ビールやワイン煮込みを作ってくれて爆睡してたなーとか、「手製の豚骨&鶏ガララーメン食べたい!!」と宣言したものの「冬限定だから、ダメよ」と言われたりとか、色んな意味で季節とか食材のこととか大切にしていたんだね。気付かなかった自分が浅いよなー。

母がやっぱり年を重ねて、だんだんと昔の味を作らなくなってきた今。
勝手に生きてきた私が唯一継承できるのは、「彼女の味」 なのだと思う貴重な年末年始。

ママの味、覚えたい。今更の娘でごめんね。
今年は頑張るよ。 

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