Wednesday, October 21, 2009

機内映画「おと・な・り」(2009) -

日本的な美徳です、これは洋画ではできないだろうなぁ・・・って思う映画。機内じゃないと選択しなかっただろう映画だったけど(基本、邦画場は映画館でみないので)、これはあたりでした。

かつストーリーからのこだわりのタイトル、いいですな~。「お隣さん」の「おとなり」かと思えば、お互いの結び付けてきた壁を通して聞こえている「音」にしっかりかけている。うーん、こういう言葉遊びっぽい感じもちょっと素敵。いいですね。

最近、五感について色々考えていたりするのだけど、そのうちのテーマのひとつが「3次元」なこと。平面ではない世界を作り出す「嗅覚」「聴覚」「触覚」をいかに研ぎ澄ますかによって、たぶん世界が広がると思うし、想像力も一段と拡大する。この映画の中の二人も、見えている世界ではなくて、「音」という聴覚の世界でお互いを知っていたからこそ、より多くのものが見えてきたのかもしれない。

そういえば・・・。会って話すだけではなく、電話で話をするような関係になると「視覚」を遮断されているからか、より相手の声の特徴にするどくなったりします。妙に相手と近くなった気持ちになるのも、なにかそんなところが影響しているのかもしれないね。

しかし、歌声聞こえたり、フランス語の練習する声が聞こえたりするアパート。
なかなかないような気もするけど・・・(苦笑。

http://www.oto-na-ri.com/index.html

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