Friday, October 09, 2009

難民映画祭「The Heart of Jenin 」

ビジネス英語で大変お世話になっているH子オネエ様の紹介もあって、行ってきました「難民映画祭」。オネエ様は、映画翻訳としてこの映画祭に参加しているとのこと。ほんまかっこええわ~。

さて、色々見たかったのですが結局行くことが出来たのは最終日の最終回。「ジェニンの心(http://www.cinemajenin.com/cj/index.php/en/home)」という作品を観てきました。いや~・・・重たかったし、難しかった。

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パレスチナ自治区のジェニン難民キャンプで、1人の少年がイスラエル軍に射殺された。複雑な心境の中、数時間後に、イスラエル人の子供たちへの臓器提供を決意する父親の人道的行為が、パレスチナとイスラエルの対立に一筋の希望の光を灯す衝撃のヒューマン・ドキュメンタリー。
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くの友人達がご存知かと思いますが(爆)、なにげに「イスラム」「アラブ人」に関しては、一般的な日本人よりは理解している私。その件とは別途してもイスラエルの友人も何名かいたりするので、知識としてはわかっているけど、「パレスチナ」や「ユダヤ教」という側面もはいり、知識よりは「感情」論として理解できないというか、わからなかった・・・。
単一民族として日本に暮らす私たちと、日々闘い(戦争)の中に暮らす彼ら。どちらがより「生きている」というリアルなものを感じているのだろう、と考えました。けっして、自分の立場を卑屈に思うわけではないけれど、自分自身の思い込みや満足いかないことに対するストレス(それも自らが作り出している)に縛られている自分は、やはり「生命維持」という観点においては恵まれていることをまず感謝して、自分の人生を歩むべきだと思いました。当然、持ちえているものを手放そうとは思わないけれど、そういう現実もあるんだ、ということを「知る」人間ではありたい。
それこそアラブ人と一緒に時間を過ごした時、宗教を含めての本質の本質部分に届く前段までは、日本人という異文化の人間でも近づけるんだと思いました。それはお互いの努力もあるかと思うけれど、決してネガティブな話ではないはず。全部をわかろうなんて、日本人同士でも難しいのだもんね。あとは、お互いがどれだけ「知り合いたいのか」「わかりあいたのか」だけな気がする。もちろんそこに感情がはいってくるほど難しいけれど・・・。
人種問題。難しい・・・。

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