Saturday, January 23, 2010

彼の地で徒然なるままに

「なぜ今、そこへ行くの?」。

一応、私なりの理由は明確にあって、行くことを公言(!?)してから、友人たちに尋ねられるたびに自分の「考え」を思ってきた通りにこたえてきたけれど、実際にこうしてこの地に戻ってきて、街のもつ独特の匂いや音、空気の動きを自分で「感じ」てみると、やっぱりそれは「正しい」選択だったんだな、と改めて思っています。

久しぶりに来た街は変わっていました。あれから5年近く経っているのだから、当たり前といっちゃ〜当たり前なのだけど、特に視覚的な変化は著しいと思いました。よく通っていた重慶マンションの中にあったインド料理屋さんはなくなっていたし(かなりショックだ)、めちゃめちゃ大きな商業ビルがあちこちに出来ていて、ごちゃごちゃしていた小さなお店はすっかりキレイにそこに収まっていたし、色々な記憶が詰まっているオフィスビルは、当時よりも古びて見えたし(気持ちの問題か?苦笑)、地下鉄の駅が増えていた(これは完全に物理的な問題)し。

いやしかし、それよりなにより。

自分が予想以上のことを感じていることに不思議な感覚を覚えています。だって、視覚的なものは変化していても、間違いなく同じ匂いがして、同じ音が鳴っていて、同じ空気の動きを感じる街であることは確かだし、懐かしさすら覚えるというのに、こうして一日歩いていても、なんだかしっくりこない場所にいるような気がしちゃったのですもの。

あの頃、訪れるたびにあんなにエネルギーをもらっていた街を歩いているというのに、なんだかどこか枯れているというか、生きてない場所になってしまってる現実。歩いても歩いても、まったくワクワクしない。好きだった景色がみれる場所にいってみたり、よく行っていたベルギービールのお店に行ってみたけれど、なんか自分の中の記憶と違うのですよね。街も変わった。でもそれ以上に、私も変わったということを実感しつつ。。。

そうして、まもなく光のショーのスタート。
何を間違ったのか(汗)、お部屋がなにやらアップグレードされて、一人スイートな夜。しかも海側なので、ライトショーの目の前・かぶりつきです。w

この街の夜景は好き。
今宵は窓をあけて眠ることとします。

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