Sunday, January 24, 2010

彼の地で徒然なるままに-2-

「うるさいな〜」なんて思いながら、隣の部屋のハイテンションな大声で起きてみると、既に9時過ぎ。久しぶりに寝坊しました(汗)。昨夜は夜景を眺めながら、気づくとソファの上で眠ってしまって、これまた失態。とは言うものの、久しぶりにぐっすり眠ったような気がします。

さてそんな幕開けでの、2日めの香港の週末。

今日はひたすら歩き回りました。毎度のことではありますが、プラン0。ただ気の向くままウロウロして(相変わらず地図をもってない・・・)、疲れたら休む。それの繰り返しです。ということで、半分以上迷っているので、かなり足がパンパン。どのくらい階段上り下りしたんだろ。。。w

ちなみに今日は日曜日ということもあって、この街に暮らす「女性たちの園」の日。どこをみても、女性しか居ないのではないか、と心配になるくらい女性しかみませんでした(メイド文化の国ですな)。これも変わらないことの一つだね。そういう意味では、昨日感じていたものよりも、リアルでありエネルギッシュだったかもなぁ〜。

2日間。歩いて歩いて、歩き続けて。5年前の残像ではなくて、今のこの街をみて、感じ続けて。
なんだかようやく「彼の地」を卒業できたような気がします。

こだわっていたつもりはないけれど、どこか心の中でひっかかっていた場所。
人生一番の号泣した思い出が最後に残っていた場所。
そんな場所が世界のどこかにあるって、やっぱり自分の中では嫌だったから、卒業旅行。

「時が過ぎるのではない/人が過ぎるのだ」と表現した詩人がいると、今朝の新聞に書かれていました。
出会っては別れていった人たちを思い返すと、それはまた真実なのでしょう。
そう、私の中で「人が過ぎていった」のだと思います。そして「場所が過ぎていった」のだとも思います。

またいつか彼の地にくるかもしれません。
でも、なんとなくこれまでとは違った意味で、足を向けることはしばしないような気もします。
それもまた「私が過ぎた」のかもな〜。

なんだか色々考えていたら、空港に到着しました。
そうして朝には羽田に到着。5年前よりも便利だわ〜(苦笑)。

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