Friday, November 07, 2014

イタリアンARTは、面白い

数百年前からまるで変わらない国民性を感じ取ることができるからでしょうか。これ本気か?っていう作品もなにげにあってかなり笑ってしまう(失敬)、それが一度気になってしまうと止まらないのです。今回の展覧会では真面目な画家として作品が紹介されておりましたが、ジョルジョ・ヴァザーリの「キリストの復活」なんてギャグですよ、ギャグ。筋肉ムキムキのキリストがピースサインしてるんですから(苦笑。

な〜んてちょっとだけ穿った目で観た今回の展覧会。いや、やはり...イタリアンARTは面白かった。ご年配の方々に囲まれて吹き出しそうになっている私は本当に失礼な人であったと反省しておりますが、やっぱり最近みていたフランスやスイス等の他国のアーティストと比較して、筋肉ムキムキ作品が多いことやマリアに向けてのエロティックな視線をもっている幼少時代のヨハネやキリストが気になります。これって元来のイタリアオヤジ気質ってこと!?w

会場内の声に耳を傾けつつ、叔母さまたちの人気No.1であろうボッティチェルリも然り。確かにね〜、かわいいですよ。ふっくらして艶やかピンクのお肌な女性たち。幸せの象徴ともいえるかもしれません。がしかしです。そもそもボッティチェッリの意味って「小さな樽」ってこと、ご存知ですか?お兄さんが太っていたので、その弟(小さい)っていう意味でのニックネームだったと聞いています。本人も美少年だったというから鏡いっぱい見て模写していたのかな〜、とか。あああ、これまたファンに叱らせそうな発言か(汗。

いや〜、今回もイタリアンART100%堪能な時間。頭からっぽにして劇漫画のごとく楽しめるってある意味興味深いです。本当素敵な機会でございました。でもね、やっぱり本場で観るには敵わないと思ったのも確か。作品が生み出された地と空気の中で出会えるって何よりもの贅沢かもしれません。あああああ、ひさしく自然とばかり戯れていたけど、ART三昧な時間を過ごしたくなってきたな〜。

http://www.uffizi2014.com/

No comments: