Friday, November 14, 2014

「マダム・イン・ニューヨーク」(2012 印)


映画を観ながら、2006年にトロントに短期留学に行った時のことを思いだしました。初めての海外滞在、ホームステイという環境の中、誰も知らないそんな地で出会ったクラスメート達。既に連絡を取り合うこともないメンバーが多いけれど、そこから発展してのつながりはいまだにあったりして。

大人になってからの語学留学。クラスメートは当時でも10〜15歳下の子ばかりだったけれど、今思うとキラキラしていた時間だったと思う。それはきっとそれぞれの環境がまったく違ったから、色んな意味で受け入れることができたのかもしれないし、あの多感な時期だったからこそ楽しめたのかもしれない。ブラジル、韓国、台湾、インド etc... 思えば本当に楽しくて刺激的な毎日だった。担任の先生がリアルゲイだったことも(苦笑。

この映画は家族に英語ができなくてバカにされていた主人公が、内緒で4週間の英語クラスに通うというもの。そこで出会う人たち、彼女が感じる疑問、内緒であるが故のすれ違い。なんだか当時を思いだすことばかりで、本当に懐かしくもあり、ドキドキしたなー。ああ、あの頃にパートナーとして勉強していた彼は元気だろうか。あの頃に感じた隣国への思いって、どうして今はこんなに違うのだろうか。

今の時代にしてみるとちょっと長めの映画ですが、もう一度観てみたいって思えました。
最後の彼女のスピーチ。とってもあったかくて涙します。

人生って悪くない。

http://madame.ayapro.ne.jp/

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