Saturday, July 17, 2010

マルコム・グラッドウェル /THE NEW YORKER傑作選

マルコムの新作と知って、ついつい手を伸ばしました。ちょうど先日、某所で話題にしていたシーザー・ミラーの一篇も掲載になっていたし、手持ち本が少なくなっていたから購入。

でもって感想。

うーん、失敗した(笑)。一番面白かったのは、ヘアカラーの話だったかな。ちょうど日本の今の女性の「個」に対する意識と近い時代背景だった頃の広告話だったからかもしれないけれど、今、携わっている仕事にも「ふむふむ」って思えるパートでした。だけどそれ以外は、「へー」ってくらい。たぶん日米の文化的な差もあるし、なにより文体が面白くない....(これについては、いろいろな人がレビューで触れていますが、原書のウイットさがどうやら本書にはぬけおちているらしい)。

てことで。これは2、3と続くらしいのですが、購入はここで終了。それ以外は、著者のblog(http://www.gladwell.com/archive.html )で勉強がてら、読もうかと思います。

ちなみに「ヘアカラー」の話。

いまから30年近く前に、まだまだ女性進出が片意地はっていた時代のこと。当時、ロレアル担当だったエージェンシーが作ったコピー「その価値があるから(worth it)」。なんだか今の日本女性に響くだろうな〜って思う。広告が元気な時代、それでブランドがイメージづけられていた時代。経験してみたかった(苦笑)。

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