Saturday, July 03, 2010

「食べて、祈って、恋をして」(エリザベス・ギルバート著)

友人のV子ちゃんが、すすめてくれていたエリザベス・ギルバート著「食べて、祈って、恋をして(Eat,Pray,Love)」。9月の映画公開前に、早速読んでみました(残念ながら翻訳版ですが・・・。ぶひひ)。

レビューをみると、なにげに「啓発本」とか「スピリチュアル本」と書かれているのが気になりつつ、読み進めてみると、なるほど「イタリア」で食の喜び謳歌し、ローマをただただ歩きまわる日々を過ごすくだりをぬけ、「インド」に入ったあたりから、言葉としてそんな雰囲気が醸し出されてきます。

自分の内部と向き合い、マントラを唱え、瞑想し、ヨーガをする。まさに「自分探し」な香りです。でも、著者のようにインドの農村に住み込むという覚悟での探しっぷりは、なかなか真似できるもんじゃありません。だからこそ、この「インド」での時間を共に過ごし旅をする(つまり読んでるだけですが)ことによって、なんだか私自身も、決して「How to」ではない自身に向き合う方法を体験させてもらっているようにも思いました。興味深し。

昨今のスピリチュアル流行りには、少々辟易している私ながら、人からみると私はどうやら「精神世界」な話をよくするらしく、つい先日も「ぜったい違うステージにいっちゃったよね(苦笑)」なんて言われてしまいました。「自分探し」好きとも言われたことがあるけれど、これまた私の中では、「自分づくり」をしていると思っているし(ま、言葉の定義の問題だけってこともあるが、こだわり♪w)。と、いう意味でそんな素養たっぷりの私にとっては、この本からいろいろ感じられることも多かったし、とても楽しむことができた一冊だったかな。

エリザベスの「イタリア」は私の「フランス-Paris-」だろうし、彼女にとっての「インド」は、彼の地「Haven of Life-チバソム-」ともいえる。
じゃ、「バリ」という場所は? 私の「Love」を見つける場所はどこ?

なんていいつつも、しっかりわかってる。
物理的な場所ではなくて、「その人」がいるところが私がみつける「場所」だってこと。


・・・楽しみはとっておこうっと。(^^)



■映画Info
監督:ライアン・マーフィー
原作:エリザベス・ギルバート
出演:ジュリア・ロバーツ『エリン・ブロコビッチ』、ハビエル・バルデム『ノーカントリー』、ジェームズ・フランコ『スパイダーマン』シリーズ、ビリー・クラダップ『パブリック・エネミーズ』
全米公開:8月13日
原題: EAT,PRAY,LOVE
原作:「食べて、祈って、恋をして 女が直面するあらゆること探求の書」(武田ランダムハウスジャパン)
日本公開:9月17日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー

http://eat-pray-love.jp/

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