「ボルドー展」については、なかなかチャレンジングな展示会だと思います。まだ2ヶ月ほど会期が残っているのであまり詳細な感想はこのソーシャルの場でお伝えするのは控えるとして、ひとつ言えるのは「ワインに関する作品や資料」を丁寧にマークしてくださっているのでそこに注目して回るのは興味深いことは確かでしょう。普段あまり展覧会にいかないワイン好きの方も是非ご注目あれ〜。
さて今回特筆したいのは、今年からの新規展示作品を含む「常設展」です。昨年より10円値上がりして430円でいつでも観れる作品群。基本的には企画展示と違って人はあまりいないので(哀しい)ゆっくり観ることができます。
一番の目玉は昨年11億円で落札され、今年3月から期間限定の展示となっているフェルメール「聖プラクセディス」でしょうか。世界中で大人気で満員御礼状態のフェルメールですが、ここではかぶり付きでゆっくり観れることでしょう。ただそこに置いてある説明ペーパーを読む限り、とても館としても気弱コメントです(苦笑)。文献が残っていない以上、正解はわからないのは確かですがこれは本当にフェルメールなのか...ご自分で確認くださいませ。自分の眼がきっと正解です。

おまけ感想。彫刻作品を触って監視員に叱られる大人を2組ほど見かけました。そりゃ〜、あの精巧な筋肉表現のロダンです、触りたくなる気持ちはわかります。だけどね、それはいかんのですよ...でもそれがわからんのが日本のアート環境なんだろうね。美術館で体育座りをして先生から説明を聞く子供たちを海外では普通にみかけます。そうやって培われた「アート保存」に対する想いは、ここでは未成熟なのかもしれません。がんばれ、日本!!
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