Monday, December 22, 2014

「31年目の夫婦喧嘩」(2012 米)

「プラダを着た悪魔」監督の最新作品は、夫婦問題。日本だと、この年齢の夫婦間にはない想いだったりするんだろうな〜と感じつつ(私は独身なので想像でしかないけど)、一方で"まさにこれがアメリカよね"なんて思ったりするストーリーでした。

毎日を豊かにしてくれるパートナーの存在って、本当に必要だと思う。それは生活に困らないとか、喧嘩というような波風がないとか毎日わくわくする何かがあるってことではなくって、心が満たされる存在と共存できていること。実はそれが一番難しいのかもしれないけれど。

私の友人でアメリカでカウンセラーをやっている子がいますが、やはり多くのクライアントはこのような問題を抱えているそうです。でも友だちにも相談できなくって、専門家のところにやってくる。そんな想いをもつことが罪であると感じてしまうクリスチャンならではだよね、なんて彼女は言っていたけれど、これまた宗教観が違いもあって理解ができない。。。でも、心ではなるほどって感じるところはあったりもするのが正直なところ。相談できないのが男女間の悩みであり、ダメってわかっていても無理ってわかっていても、ってこと起きてしまうのが実は本当に難しいところなんだと思います。

それが一体、愛なのかこだわりなのか、情なのか。一度オープンにしてみてからこそわかることもあるのは事実。なんだか、この映画ではそんなステップを丁寧に表現していたように思いました。

女もこの年まで生きていると、色々あります。
でも、あえてフラットで相手と向き合った時に、自分は何を感じるか。一時の感情に振り回されることなく、しっかりと自分の幸せと向き合いたいと思う。なんかそんなことを感じる映画でした。

http://31years.gaga.ne.jp/

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