Monday, September 21, 2009

グスタフ・クリムト<愛>

日本橋高島屋で開催中の「クリムト、シーレ ウィーン世紀末展」に行ってきました。先月迄、札幌の芸術の森で開催していた展覧会の巡回展です。いやはや、よもやこんなご近所にやってくるとは。。。w

会場は連休中だからなのでしょうか。すごく空いていて、逆に肩すかしな感じ。とはいえ、とってもゆっくりと大好きなクリムトに対面できて大満足。初めて見る作品ばかりだったし、習作的なものもあったから興味深かったです。

クリムトを初めて知ったのは、中学2年生の時。当時とても仲が良かったお友達が、「クリムト」を教えてくれました(ちなみに「フリーダ・カーロ」も彼女の影響で知り、好きな画家の一人になりました)。それまで、印象派好きな私にとっては本当にすごい刺激。「なんじゃこれー!!!」っと言いたいくらい頭をわられた作品の羅列に、いろんな意味でそれまでの概念をひっくりかえされました。(今思っても、その彼女、本当にいろんな刺激を私に与えてくれた娘だったな〜。感謝)。

ということで。

今回何点かきていたなかでも、私が一番気に入ったのはこれ。<愛>という作品。
男女がKissしそうな瞬間だというのに、どこか生と死を感じさせる重々しい感じがする。かつその暗黒の世界の横には、日本の金屏風を思わせる非対称な薔薇。暗黒の世界の上には子供、少女、老婆(?)の姿。この構図、本当に面白い。考えれば考えるほど、クリムトがこの作品に何を埋め込んだのかが気になります。

18時以降は半額で入館できるそうです。
近所だし、もう一回この作品に対面しにいってこようかな。

2 comments:

jaspa said...

クリムトは私も好き♪

多分絵を見るようになったのはデザイン科に入ってから。
展覧会でボーっと絵と向き合う時間が好きだな~。
東京は混みすぎてて、あまり行けないけど
海外ではゆったり出来るのが良い。
いいな、札幌。。。

最近絵づいてるね~(^^)v

Miyu said...

>jaspa,
もともとArtな女なのです、私。
jaspaの言うように、東京ではなかなかゆっくり観ることができないから、海外に(一人で)行くと、大抵美術館に籠っています(w。