Thursday, October 16, 2008

NY旅紀行:アートとは・・・

ご存知の通りのアートおたくの私。今回訪れたNYでも結局大小あわせて5つのMuseamで時間を過ごしました。プラス、街中に溢れる彫刻や自然そのもののアートとか、本当にNYという街は、フランスParisのそれとはまた違う意味でどこを切りとっても美しかったなぁ。

絵画ではレンブラントやフェルメールなど、ちょっと暗めだけど光の当て方が美しいオランダ絵画が私の好み。今回は、MOMAや誇示所蔵美術館で6枚のフェルメールに出会って、かなり満足。来日した時に見た作品(そういやメトロポリタンにあったドゥラトゥールは再会だったなぁ・・・)や、日本にきたことがない為の初対面の作品やら、こんなにも一気に対面できるなんて本当に感動でした。プラス、時期がよかったのかあまり観光客がいないから独り占めできたりする。すごい貴重で贅沢な時間の過ごし方だよね。

MOMAを筆頭とした現代アート体験もとても楽しかった。今回、初日にメトロポリタンで中世までの作品を観て、その後コンテンポラリーに移るという回り方をしたのは我ながら正解。自分もアートのひとつになって体験できる作品とか、アーティストと一緒に作り出せる感がとても楽しい。と、自分が好きなこの感じ・・・仕事もアートの楽しみ方も、実は私は一緒なのかも?なんてついつい考えつつも、「参加感」というのがひとつのキーワードと強く感じたかなぁ。完成形をみるのではなくて、一緒につくりあげる喜び。そこにある心の動き、それこそアートなのではって思う。

さて、最終日に行った新しい美術館(アートとデザインの美術館)は、まだまだ未完ながら、どちらかというとチャレンジな作品や若い人の作品が多くて刺激的でした。日本ではまだあまり紹介されてないし、当然日本人は皆無だし、現地の方も年配者がほぼ9割。でもすごく楽しかった。工芸品で日常品を主に扱ったアート。ゴム手とかヤカンとか靴とか、ネームプレートとか糸とか・・・なんでもアートの材料になる。発見とかアイディアとか感じずにはいられない。なんとクリエイティブなことか!!

こういう日常なものに見つけるアートな感じ、やっぱり大切にしたいです。そう思いながら歩いていた時に私の目の前に広がった噴水。小さな小さな「虹」を発見できました。これも自然が作り出したアート。小さいけれど美しい発見、見逃すことなく生きたいものです。

No comments: