Sunday, October 05, 2008

動物と人間

タイトルというよりも、帯コピーが気になって読んだ一冊。ペット業界にいる身としては、色々な観点で情報をInputしたいなぁと思っているので目にした時、早々にGet。

一読してみると、昨今とてもお世話になっていて、いつも何かあると相談にのってもらっているDogトレーナーの方が常々言っている事が、なんとなくストンと落ちたような気にもなったし、宗教観やら構造学的なものとか、複合していて業界関係者ではなくても興味深いかも、なんて思いました。南極物語・タローとジローの話とか、「なるほど、そういう解釈があるんだ!」なんて、ちょっとした目から鱗だったし、村上春樹作品の動物観とか、童話(教科書にのるような)でてくる動物話がこういう意図だったのか・・・なんて、改めて考えたり、いろんな観点で学べた一冊です。

ペット業界に来て、早1年半。以前だったら全く読まなかったであろうジャンルの本を読んだり、会わない人に会ったりしているうちに、また少し自分自身の層が増えたような気がします。加えて、根底にある「コミュニケーション」っていう部分は更に厚くなっていることを実感しつつ、人間も結局「動物」なんだよなぁって今更ながら思い直して、結果、これまで以上に人を許せることも増えたような気もする。。。前述のトレーナーさんが、「本当に動物っぽいですよね」と私に言うけれど(どうやら彼にとっての褒め言葉らしい)、「考えて行動」することよりも、「感じて行動する」ってことの方がどうやら先行している私。なんか、不器用だけどそれでもいいかな、なんて自分自身も許せるようになったし(苦笑。

私が言うのもなんだけど、人生は面白い。

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